動物達と少女【ゴールデンカムイ】 (ページ15)

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Aside

私の友達が言ってた恩というのは、犬が車に引かれそうな時に、私が犬を歩道側に投げたこと

その犬は、引かれそうだった日の1週間前に友達の家から逃げ出した犬だったそうだ

大手会社の社長の犬を預かっていたらしい

犬は幸い怪我も無く、元気だった

その社長は優しく、全てを話したら許してくれたのだ

それで私は救ったって訳で何故か株を格安で売ってくれて、友達は契約してたことが成立したんだって

その恩が返したいと毎回会う度に言うのだった

友「あの時は本っ当にありがとうね！もし預かってた犬が事故とか起こしたらうちの家が無くなる所だった、しかも犬の命も助けちゃって！」

一石二鳥だね！

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昼食時になってなにか買おうかなと思い、カバンから財布を取り出そうとしたら、、、

尾「にゃ」

貴『ひゃ、ひゃくのすけぇ？！』少し小声

友「？、どうしたの？」

貴「な、何でもないよ、ちょっと後で早退すること先生に言い忘れてて、先に食べてて！私帰る！」

カバンに百之助が入ってた！もしかして朝から？

貴『気づかなかった、、、』

尾ﾑｽｯ

ムスッてしてる、可愛い

貴『今から家に帰るから、ちょっとカバンに入ってて』

百之助は大人しくカバンに身を預け、私はすぐに職員室に向かう

ｺﾝｺﾝ

貴『失礼しま～す、門倉せんせー私用事あるんで早退しまぁ～す』

門「お、そうか、なら家に連絡してから、、、ってそうか。今出張中なんだっけ」

貴『おん、両親は海外なう』

あ、でも今日帰ってくるかな、2人は月1で帰ってくる、今月はまだだしね

門「ま、速やかに帰るように、寄り道はダメだぞ～」

貴『分かってますよー』

門倉先生はうちのクラスの担任で、優しいおじさんである←

門「あ、それと」

貴『？』

門「Aさ、、、思い出した？前の記憶」

貴『、、、うん、全部』

門「そっか、、、今度、奢ってあげるよ」

貴『ほんと？！楽しみにしてる！』

そう言って職員室から出た

貴『ただいま我が家、ただいまみんな』

帰る頃にはもう5時でした

貴『めっちゃ寄り道しちゃったなぁ、、、ま、いっか！ほら百之助、もう出ていいよ』

百之助はのそのそとカバンから出る