１０７ 三人組 ページ7
軍3「示柴少尉殿？」
『...は、』
な、なんで私の事知ってんの...？
この人たちの顔には見覚えがない。ましてや彼らの肩の数字は私と違い44と書かれている
確か...高知の方。ってことはこの人たちは第十一師団？日清戦争が終わった頃にできた新しい団のひとつだった、気がする
自分の名前が知られている驚きに狩られ、3人を見つめたまま動けないでいた。何故高知とは離れたここ、北海道にいるんだ...？
軍2「おぉ、この人が...」
やばい、逃げなきゃ
脱獄王の手を握り、1歩駆けだしたところで男のひとりが喋りだした
軍1「示柴閣下の自慢の息子さんか。会えて光栄だよ。お互い、ロシアの野郎をぶっ潰そうぜ」
肩をポン、と叩かれそのまま3人はどこかへ歩いていった。姿が見えなくなると、膝がガクッとなって地面に膝を着いてしまった
白「お、おい、大丈夫か？アイツら、知り合い？」
『...いや、全く知らない人』
そういうと脱獄王も驚いたのか、目を見開いて息を飲んでいた
そうか、私の父は転属が多かったから顔が広いんだ。父経由で私のことを知っている人も少なからずいるってことか
かなりまずい状況になった...今回は良かったものの、私が脱走兵になったことを日本のどこかの師団で知られていたら、軍事刑務所で人生終わっていたかもしれない
『...早く街を出ましょう』
ｼｭﾊﾞｯ
『よし、当たった...！』
さっきの街から出ていき、函館へ向かうための下準備を再開している。今は弓の練習がてら、資金を稼ぐためとお昼ご飯調達の狩りをしている真っ最中だ
少しずつだが、動物を狩って毛皮を売る。肉は自分たちの食料にして、多めに狩ってしまったらアイヌのコタンを探して物々交換を頼んでみる
この考えが上手くいくか分からないけど、やってみなきゃ分からないもんね
白「弓矢って...アイヌ民族でもないのに。銃使えば早いんじゃないの？」
『弾に限りがあるんですよ。だから作るのが簡単な弓矢を使ってます』
当たった獲物の近くに行き、矢を抜いてそれを手に持つ。今回はリスが取れた
『脳みそ、食べれるな』
胸元に命中したので、脳みそは綺麗に残っているだろう...リスを見るたんびにアシリパちゃんを思い出す。元気にしてるかな、あの子
白「ん？脳みそ？」
『あ、いや！なんでもないです。さて、お昼ご飯食べますか』
鍋を取り出そうと背嚢に手を突っ込んだ
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☆夢腐女子☆(プロフ) - 見守るセミさん» 長くなってしまったお話ですがたくさん読んでいただいて、そしてコメントありがとうございますっっ。新しい話の更新までもうしばらくお待ちください。ﾝﾌﾌﾌﾌ (3月26日 0時) (
レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
見守るセミ - え待って尊い。1日で読んでしもた。あ、どうも名乗り遅れました、見守るセミです。腐も夢も大好物です。推しは、杉元ニシパ、尾形ニシパ、月島ニシパ、宇佐美ニシパでござんす。無理せず楽しんで作成して下さい、更新お待ちしております。ｱﾋｬﾋｬﾋｬﾋｬ (3月25日 23時) (レス) @page24 id: d5e2d1caf3 (このIDを非表示/違反報告)
☆夢腐女子☆(プロフ) - まめさん» コメントありがとうございますっっ。気に入って頂けてすごく嬉しいです！ (3月24日 23時) (レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
まめ - 更新待ってます！ (3月24日 11時) (レス) id: faa4b97585 (このIDを非表示/違反報告)
まめ - 一気読みしたものです。マジで設定が好きすぎる＼(^o^)／ (3月24日 11時) (レス) id: faa4b97585 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆夢腐女子☆ | 作成日時：2024年1月3日 0時
