９２ ？？ ページ42
『外套として着るんでしたら無理やり脱がさなくても良かったんじゃないですか。むしろ脱がないでこっちも着る方が温まると思うんですけど...』
鯉「いいやダメだ！それは月島の服だろｯｯ、私が許さないからな！！」『えぇ...』
早く着ろと促進させられるので、仕方なく着てみることにした
鯉「どうだ、あったかいだろ？」
『...すごい暖かいです』
さっきまで人の肌に触れていたこの服は、鹿を狩ったばかりの内蔵のように温かかった
...例え方もうちょっとできたと思った。うん。なんかごめんね
ドヤ顔をしながらルンルンで帰って行った鯉登少尉。今日も勢いが凄かったな彼
『さて、私も帰ろっと』
気づけば午後の1時を回っており、練兵場には誰1人として残っていなかった
ご飯は食べたくなったら食べよ、と呟いて兵舎に入る
自室に続く廊下を歩いても誰1人として遭遇しない。なんだか少し珍しいと思いながらも1人淡々と歩く
『今日の書類仕事はナシだし、訓練も強制的に終わらせられちゃったし...1日暇になるな』
軽く軋む床を奏でながら自分の指先を見る。あ、ささくれ発見
鶴「...ぜ...........ち.......だ。そし....」
しばらく歩いていると、前方から鶴見中尉殿の声が聞こえた。いや、自分から1番近い位置にある部屋から声がした
なにか話しているようだ。大事な話かもしれないからゆっくりと静かに通り過ぎようとした
鶴「よくやった尾形上等兵。月島軍曹。君たちに頼んで正解だ」
なんの話をしてるんだろう。ま、私には関係のないことだ
でも、なんの話かちょっと気になる
部屋は扉が開いていて、前を通ってしまったら存在がバレちゃうかもしれない
壁に背を付けて忍者のように歩く。...結局この部屋の前を通るからな、コソコソしてても意味無いか
そう思って1歩前へ出ようとした
鶴「Aを絶対に示柴閣下と接触させるな。今あの子がここからいなくなってしまえば、戦争に間に合わない。兵が足りないとこちらが不利だ」
『...ぇ』
なに......戦争...................？
は、き、聞いてないんだけど......？
月「はっ」
いや月島さん「はっ」じゃなくて「はぁ？」でしょそこは！！否定してくれよ！！！
なにそれ？？！いつから戦争する話になってたの？？？？！！
てか何も言われてない中わたし戦争に参加させられそうになってたの？！怖ッッ！
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☆夢腐女子☆(プロフ) - 金カム大好きさん» コメントありがとうございます！続編の方はお話をもう少し追加したら一般公開にしようと思っています汗もうしばらくお待ちくださいませm(_ _)m (1月3日 20時) (
レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
金カム大好き - 読むのがとても楽しみです！！どんな展開になるのかとドキドキしてます！失礼ですが続編を見たいんですがパスワードが分からなくて読めないんです。大変恐縮ですがパスワードを教えて貰ってもよろしいですか？ (1月3日 18時) (レス) id: 2c45cd5820 (このIDを非表示/違反報告)
☆夢腐女子☆(プロフ) - 山本ル腐るさん» どんな展開にしようか...私もドキドキしてます(*´艸`) (1月2日 9時) (レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
☆夢腐女子☆(プロフ) - かささん» コメントありがとうございます！！お話をもっと面白くできるよう頑張りますっ(*´ `*) (1月2日 9時) (レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
かさ - 毎日楽しみにさせてもらっています！！！これからも頑張ってください！ (1月2日 1時) (レス) @page47 id: c83b847a2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆夢腐女子☆ | 作成日時：2023年8月7日 8時
