９１ 服 ページ41
『はぁ〜...疲れた』
みんなが訓練をしている端っこで汚れた軍服を桶に入れ、石鹸を泡立てて洗った。洗いづらい素材だったので、絞るのに手間がかかった
桶の中にある水を流し、軍服をはたいて日光に当たるところに干した。汚れが綺麗に落ちてくれて良かった。
『シミがついたまま生活するなんてごめんやね』
月「洗えましたか」
声のする方へ顔を向けると、月島軍曹が制服を持っていた
月「丈が合わないかもしれないですが、これを使ってください。寒いですので」
そう言って少し大きめの紺色の軍服を渡された
『わっ、懐かしい色。これ誰のですか？』
月「私のです」
『えっ、使って大丈夫なんですか？！』
示柴少尉だから貸してるんです、と遠回しに照れることを言う月島軍曹を押し倒してほっぺツンツンしたいです(？)
意味わからないことは置いといて、せっかく持ってきてくれたので遠慮せず貸してもらった
『ふわぁあ〜...あったかい。ありがとうございます軍曹』
かじかんだ手を服の中に入れて温める。めちゃくちゃ最高だこれ
袖を通さないまま歩き出すと、月島軍曹に袖を掴まれて止められた
月「腕を出してください。危ないです」
『えぇ〜、だって寒いんですもーん』
駄々をこねれば、ハァとひとつため息を吐いた月島軍曹。...もしかして私、鯉登少尉みたいになってる？
ダメだダメだ、彼のようになってしまうのは私の名誉が許さない
『...わかりましたよ、フン』
しっかりと袖に腕を通せば、またもや深いため息を吐かれた。ﾅﾝﾃﾞﾔﾈﾝ
鯉「月島ァ！！」
噂をすれば、鯉登少尉がこちらに向かって歩いて来た
鯉「鶴見中尉殿が呼んでいる。すぐに向かえと言っていた」
ひとつ返事を返して走っていった軍曹の背中を見送り、私も部屋に戻ろうと踵を返す
鯉「...誰のだ」
『...はい？』
鯉「誰の服だ、それは」
急に声をかけられて鯉登少尉の顔を見れば、少し眉をひそめていた
鯉「早く脱げ！」
『あ、ちょまっ』
破くような勢いで温まった軍服を脱がされ、取り上げられた
その後すぐに自身の服を脱ぎ始めた。いやあの、なんでワイシャツまで脱ぐの
褐色のスバラシイ筋肉を見せつけながら、ニコニコと脱いだ服を持っている
鯉「これを着ろ！外套のように暖かいぞｯ」
強引に私の胸元に押し付けられるそれをとりあえず受け取る。さっきよりも
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☆夢腐女子☆(プロフ) - 金カム大好きさん» コメントありがとうございます！続編の方はお話をもう少し追加したら一般公開にしようと思っています汗もうしばらくお待ちくださいませm(_ _)m (1月3日 20時) (
レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
金カム大好き - 読むのがとても楽しみです！！どんな展開になるのかとドキドキしてます！失礼ですが続編を見たいんですがパスワードが分からなくて読めないんです。大変恐縮ですがパスワードを教えて貰ってもよろしいですか？ (1月3日 18時) (レス) id: 2c45cd5820 (このIDを非表示/違反報告)
☆夢腐女子☆(プロフ) - 山本ル腐るさん» どんな展開にしようか...私もドキドキしてます(*´艸`) (1月2日 9時) (レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
☆夢腐女子☆(プロフ) - かささん» コメントありがとうございます！！お話をもっと面白くできるよう頑張りますっ(*´ `*) (1月2日 9時) (レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
かさ - 毎日楽しみにさせてもらっています！！！これからも頑張ってください！ (1月2日 1時) (レス) @page47 id: c83b847a2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆夢腐女子☆ | 作成日時：2023年8月7日 8時
