５５ 愚痴 ページ5
何日か経ち、何事も無かったかのようにみんなが私に接してきた
会話も前より自然と終わるようになったり、心做しか私に向けられる顔がいつもより微笑んでいるようにも見える
...なんなんだこの変わりようは、
まるで別人のようだ。部下も上司も同僚も、私に優しい
鯉「おはようA！今日も一日頑張ろうな」
月「おはようございます、示柴少尉殿」
通りかかった音之進には背中をポンと叩かれ、月島軍曹には敬語で話される...えっ、違和感
宇「おはよー、これあげる。出来たての買ったから早く食べろよ」ﾎﾟｲｯ
またもや通りかかった宇佐美上等兵に突然投げられ渡されたものは、私の好きな甘いお菓子だった
尾「おはよう」
挨拶だけだったけど百之助は貼り付けた笑みを見せてきた。頑張れ表情筋
『...みんなしてなんなんです、』
私がそう問えば、みんな一瞬にして固まり、再び口を開き始めた
鯉「い、いやぁ！最近構えなくて申し訳なく感じてなっ、」
月「上司ですので敬語がいいかと」
宇「兵舎に戻る途中見かけたから買ってきただけだし」
尾「...別に」
それぞれの理由を聞いて私が出した答えは、
『...謝ってはくれないんですね』
...だった
そう、あの日以来...ずーっと心が傷ついたまんま生活していたのだ。それに、今の発言は今までの行動をこの人達は自覚している
驚く4人。そしてそれを無視して歩き出す私
『お腹空いてるんです。用がなければこっち来ないでください』
簡単に言っちゃえば、拗ねてる
寂しかったし悲しかったんだよぉおおおｯｯｯｯ！！構ってくれないし話しかけても逃げてくしよぉおお
みんなには見えないよう影で苦い顔をしながら食堂へと向かった
『...ここ、いいですか』
有「あ、大丈夫ですよ」
唯一この数日間で普通に話してくれたのは有古さんのみだったので、隣に座っていいか聞いてみた
『ありがとうございます。...あの、ちょっと鬱陶しいと思われるかもしれないんですが、愚痴聞いてくれませんかね』
小さく頷いたので、多分良いってことなんだろう。そしてそのまま溢れんばかりの愚痴を聞いてもらった
『みんな酷すぎじゃないですか？！私悲しかったんですよ......』
有「そ、そうなんですね...ですが、示柴少尉殿は嫌われてなかったと思いますよ」
『...どういうこと？』
いずれわかると思います。とだけ言い残して食器を片付けに行ってしまった
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☆夢腐女子☆(プロフ) - 金カム大好きさん» コメントありがとうございます！続編の方はお話をもう少し追加したら一般公開にしようと思っています汗もうしばらくお待ちくださいませm(_ _)m (1月3日 20時) (
レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
金カム大好き - 読むのがとても楽しみです！！どんな展開になるのかとドキドキしてます！失礼ですが続編を見たいんですがパスワードが分からなくて読めないんです。大変恐縮ですがパスワードを教えて貰ってもよろしいですか？ (1月3日 18時) (レス) id: 2c45cd5820 (このIDを非表示/違反報告)
☆夢腐女子☆(プロフ) - 山本ル腐るさん» どんな展開にしようか...私もドキドキしてます(*´艸`) (1月2日 9時) (レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
☆夢腐女子☆(プロフ) - かささん» コメントありがとうございます！！お話をもっと面白くできるよう頑張りますっ(*´ `*) (1月2日 9時) (レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
かさ - 毎日楽しみにさせてもらっています！！！これからも頑張ってください！ (1月2日 1時) (レス) @page47 id: c83b847a2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆夢腐女子☆ | 作成日時：2023年8月7日 8時
