８４ さくじつ ページ34
翌日、朝早くから鶴見中尉殿に呼ばれた。どうやらお父さんには会いに行くな、とのこと
理由を聞いても何も言ってくれなかったので、1つ返事でそのまま部屋を出た
...生きている可能性が少しでもあるならば、私は逢いに行く。逢って、今まで一緒に居れなかった分たくさん話がしたい
だがしかし、中尉殿も私の性格を知っている。内緒で出かけていてもすぐバレて連れ戻されるだろう
勇「Aさん！おはようございます！！」
『うぉ、お、おはようございますユウさん。今日も元気ですね』
廊下を歩いていると、後ろから勇作さんが挨拶してくれた。考え込んでいたから軽くびっくりしてしまった
勇「眉間に皺を寄せては綺麗なお顔も台無しですよ。なにか考え事ですか？」
『...男相手にそんなこと言うもんじゃありません』
そんなに顔に出ていたのだろうか...真顔のつもりだったんだけどな
でも勇作さんが最初に話しかけてくれてよかった。彼が私の悩み顔を知っていたんだから、他の人もきっと私の表情で色々と察してしまうだろう
勇「...もしかして
昨日この人もいたんだったっけ...あ、尾形上等兵とイチャついてたのがそうか
尾形上等兵のくせに羨ましいったらありゃしない
『...まぁ、あまり重要なものでもないので。それより、朝食は食べましたか？良ければ一緒に食べましょ』
勇「そうですね。では食堂へ行きましょう！」
ご飯は食べなきゃ頭働かないしね。食べすぎると逆効果だけど...
『〜〜〜、いただきます......あれ、まだ食べていなかったんですか？』
食前の長い挨拶を終わらせて、ふと勇作さんを見たら、目の前に置かれているご飯に手をつけていなかった
勇「Aさんが丁寧な挨拶をしている中、食べ進めるのは食事と貴方に対して失礼だと思ったので...」
えっ、紳士...
って私のせいで食べ進められないって解釈にもなるからめっちゃ申し訳なさすぎるっ
『やっぱあなたがなんばーわんですわユウさん。あと色々とごめんなさい』
勇「あ、ありがとうございます？」
他愛もない話をしながら2人で食べ進めたのに、先に勇作さんが食べ終わってた。すごい吸引力((
私も食べ終わったので食器を片付けようと立ち上がると、突然私のお椀に白米と味噌汁が盛られた
しゃもじとオタマから腕に伝って目線を辿ると、宇佐美上等兵と尾形上等兵が貼り付けた笑みでこちらを見ていた
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☆夢腐女子☆(プロフ) - 金カム大好きさん» コメントありがとうございます！続編の方はお話をもう少し追加したら一般公開にしようと思っています汗もうしばらくお待ちくださいませm(_ _)m (1月3日 20時) (
レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
金カム大好き - 読むのがとても楽しみです！！どんな展開になるのかとドキドキしてます！失礼ですが続編を見たいんですがパスワードが分からなくて読めないんです。大変恐縮ですがパスワードを教えて貰ってもよろしいですか？ (1月3日 18時) (レス) id: 2c45cd5820 (このIDを非表示/違反報告)
☆夢腐女子☆(プロフ) - 山本ル腐るさん» どんな展開にしようか...私もドキドキしてます(*´艸`) (1月2日 9時) (レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
☆夢腐女子☆(プロフ) - かささん» コメントありがとうございます！！お話をもっと面白くできるよう頑張りますっ(*´ `*) (1月2日 9時) (レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
かさ - 毎日楽しみにさせてもらっています！！！これからも頑張ってください！ (1月2日 1時) (レス) @page47 id: c83b847a2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆夢腐女子☆ | 作成日時：2023年8月7日 8時
