７８ 駆ける ページ28
『外へ行って参ります』
鶴「わかった。暗くなる前には帰るように」
アチャさんの狩り見学に行ったあの日から約3週間が経とうとしていた。今日は訓練もなく、書類片付けだけだった
...え？狩りの話はどうしたって？
ま、まぁまぁ、あまり面白い部分もないし、ね？
誰の都合か知らないけど無しらしいよ(ﾎﾞｿｯ
ウ゛ん゛ん゛...まあこの前のことを簡単に言うと、アチャさんの狩りをそばで見た後にチタタプしてオハウ作って帰りました。うん
書類を鶴見中尉殿に渡した後、これから小遣い稼ぎをする予定なので足早に兵舎の外へ出た
鯉「どこに行くんだ、A」
玄関を開ければ目の前にオトノシンこと鯉登少尉が立っていた
『少しお出かけに...あの、どいていただけませんか？』
鯉「...嫌じゃ」
間が空いた後に薩摩弁...こりゃ少しお怒りの様子ですかね、汗
鯉「最近こん時間帯になっと何処かへ出かくっじゃろ。一体どけ行っつもりだ」
早口では無いが、微かに怒りが籠った声色だった。どこに行ったって私の勝手なんだけどなぁ...
多分、いや絶対に行き先を言ってしまえば着いてきてしまうだろう
別に誰が私の傍にいても構わない。だが、鯉登少尉だけは切実に嫌だｯｯｯｯ。絶対私のやることにケチつけるに決まってるｯ
私はふぇいんとを掛けながら鯉登少尉の横を通り、全力疾走で街を走った
案の定、後ろから奇声を上げながら走って追いかけてくる鯉登少尉。え待ってこの人足早くない？？！
鯉「待あてぇええええ！！！」
『ぎやぁああああ！！！！』
後ろをチラ見すれば砂埃を上げながらものすごい速さで近づいてくる。はっきり言って恐怖だ
足の速さではこの人に負ける。ならば、技術で勝負だｯ
大きく左右に、不規則にジグザグで走る
時間稼ぎの間に遠回りしながら目的地へ向かう。これが私の作戦だ
しかし、現実はそう上手くいくわけも無く...
『えっ？！あやべｯｯ』ｽﾞｻﾞｰｯ
想像以上に鯉登少尉は私のぺーすに着いてきている。それに驚いて、私が滑って盛大に転んでしまった
鯉登少尉は滑った私に足が引っかかったようで、彼も私の前で転んだ
鯉「ッ、...A！だ、大丈夫か？！」
先程の追いかけてきていた表情とは打って変わって、眉を下げて焦った表情をしていた
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☆夢腐女子☆(プロフ) - 金カム大好きさん» コメントありがとうございます！続編の方はお話をもう少し追加したら一般公開にしようと思っています汗もうしばらくお待ちくださいませm(_ _)m (1月3日 20時) (
レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
金カム大好き - 読むのがとても楽しみです！！どんな展開になるのかとドキドキしてます！失礼ですが続編を見たいんですがパスワードが分からなくて読めないんです。大変恐縮ですがパスワードを教えて貰ってもよろしいですか？ (1月3日 18時) (レス) id: 2c45cd5820 (このIDを非表示/違反報告)
☆夢腐女子☆(プロフ) - 山本ル腐るさん» どんな展開にしようか...私もドキドキしてます(*´艸`) (1月2日 9時) (レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
☆夢腐女子☆(プロフ) - かささん» コメントありがとうございます！！お話をもっと面白くできるよう頑張りますっ(*´ `*) (1月2日 9時) (レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
かさ - 毎日楽しみにさせてもらっています！！！これからも頑張ってください！ (1月2日 1時) (レス) @page47 id: c83b847a2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆夢腐女子☆ | 作成日時：2023年8月7日 8時
