６８ 体術 ページ18
足の怪我は走り回れるほど回復し、跡も残らず綺麗さっぱり傷が消えていた
そして...
『初めての、訓練指導...』
事務系の仕事を進めながらも、普段の訓練の様子を観察して書き留めていた。それを元にやってみるか
ひとまず最初は5人の部下に教えるようにと言われた。慣れたらどんどん人数を増やすらしい
あっ、谷垣さんいる。やったぁ
『えっと、体術から教えますので...ではまず準備体操から 兵1「俺は抜ける」...えっ』
訓練法を書いた手帳を読んでいると急にそう言われた。なんだろう、厠にでも行くのかな
兵1「上級者でもねぇあんたに教えられるのが1番時間の無駄なんだよ。ちびっこい上にガタイもそれほど良くねぇ。勝負する前から勝敗は一目瞭然だぜ」
谷「お、おい...言葉に気をつけろ」
イカサマ少尉とはやる価値もねぇよ、と会心の一撃をくらうが何とか耐える。そ、そんなにボロくそ言わんでも...
だが、私の飛び級にやはり良く思わない人はいるんだなと改めて知った。逆に知れて良かったとも思う
ほかの4人は気まずそうな顔をして目を合わせてこない。この中にも彼と同じ意見の人はいるだろう。それを踏まえた上で、しっかりと訓練に参加してもらわねば
『...私に“負ける”のが怖いんですね』
兵1「は？？」
どこぞやの鬼の軍曹が言っていた言葉を思い出す
＿＿＿話を聞かないヤツには、1度怒らせて自分に注意を引き付けるのが1番手っ取り早い
私がのちに昇格して教える身になることを知っていたのか知らなかったのか、その人と体術を学ぶ度に色々と話してくれていたのだ。まさかこの知恵が役立つ時が来るとは
兵1「なんだってｯｯ...！」
『分かるｯｯ、分かるよォその気持ちｯ！ちびっこい上にガタイも良くない、すぐにでも投げ倒せそうな見た目のやつに“負ける”のが怖いんだよねぇ〜。分かるわぁ。あっ大丈夫大丈夫！誰にだって怖いもんはある。うんうん』
身振り手振りを大袈裟にし、負けるという単語を強調してみた
すると彼はみるみるうちに青筋を立ててこちらに向かってくる
『戦闘する際は常に冷静に、感情任せに動いてはいけません。まあ、〈百聞は一見にしかず〉ですね』汗
残った4人に向けて軽く説明をした後、
血眼になって殴りかかってきた青筋さんの攻撃を避け、振り向きざまに彼の喉仏の少し下ら辺に拳を作って中指の第2関節で突く
姿勢を崩しかけている膝裏にトドメの蹴りを入れて膝をつかせた
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☆夢腐女子☆(プロフ) - 金カム大好きさん» コメントありがとうございます！続編の方はお話をもう少し追加したら一般公開にしようと思っています汗もうしばらくお待ちくださいませm(_ _)m (1月3日 20時) (
レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
金カム大好き - 読むのがとても楽しみです！！どんな展開になるのかとドキドキしてます！失礼ですが続編を見たいんですがパスワードが分からなくて読めないんです。大変恐縮ですがパスワードを教えて貰ってもよろしいですか？ (1月3日 18時) (レス) id: 2c45cd5820 (このIDを非表示/違反報告)
☆夢腐女子☆(プロフ) - 山本ル腐るさん» どんな展開にしようか...私もドキドキしてます(*´艸`) (1月2日 9時) (レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
☆夢腐女子☆(プロフ) - かささん» コメントありがとうございます！！お話をもっと面白くできるよう頑張りますっ(*´ `*) (1月2日 9時) (レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
かさ - 毎日楽しみにさせてもらっています！！！これからも頑張ってください！ (1月2日 1時) (レス) @page47 id: c83b847a2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆夢腐女子☆ | 作成日時：2023年8月7日 8時
