６６ 尻もち ページ16
『昨日は何も見なかった。さん、はい』
部下達「「「昨日は何も見なかった」」」
私は朝食の時間より1時間早く居間に部下を集めた
『いいでしょう。お話はこれだけですので帰って大丈夫です。すみません朝早くから集めてしまって』
部下達はぞろぞろと部屋を出ていき、1人の空間を少しだけ味わう
...何をしてるかって？そりゃもちろん洗脳だよ(？)
昨日は何も見なかった、何も起こっていない普通の日だった。そう言い聞かせなければ
あれは人生最大の黒歴史だ。足を怪我していなければ宇佐美上等兵から逃げきれたって言うのに...
しばらくは易々と鶴見中尉殿に近づかないようにしておこう。合わせる顔もないし、宇佐美上等兵がうるさいだろうし...
『...よし、引きこもろう☆』
自室へ向かおうと居間の扉を開けて出ようとした
『あｯ？！』
部屋を出る時に廊下にいた人とぶつかり、尻もちを着いてしまった。松葉杖の上に乗って真っ二つに折れた。鶴見中尉殿に怒られちゃうなこれ...
『すみませんｯ、大丈夫ですか？...！！』
私はすぐに立ち上がってぶつかった相手を見た
月「私は大丈夫ですよ。示柴少尉こそ大丈夫ですか。怪我されているんですから気をつけなくては」
絶句した。ぶつかった相手がまだ宇佐美上等兵や鶴見中尉殿ならマシだった
いま1番顔を合わせたくなかった人。月島軍曹だった
『昨日は何もなかった。えびばでぃせい』
月「なんですか急に。よく分からないことを言わないでください」
私は顔を近づけてもう一度、軍曹に“昨日は何もなかった”と言う。この人も洗脳しなければ...
月「...昨日、何かありましたか」
『なっ！ぐ、グンソウが私にｯｯ！！...』
彼の顔がニヤついているのが目に入った。わざと聞いてきたのか、危うく罠にはめられそうになった...
...もう昨日のことは話したくもない。そう思いながら折れた松葉杖を持って颯爽と月島軍曹から逃げた
『んうぅー、仕事終わり！さぁて、残った時間は何をしようかな』
大量にあった紙の山を処理したら、昨日のことも頭から薄れていった
『はぁ...いつになったらこの仕事を完全に断ち切ってくれる機会があるのだろうか』
前までそんなことは考えなかったが、さすがに1年弱やってきて飽きないわけがない
『...そういえば、ここに来てもうすぐで1年か』
...時間の経過が怖い
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☆夢腐女子☆(プロフ) - 金カム大好きさん» コメントありがとうございます！続編の方はお話をもう少し追加したら一般公開にしようと思っています汗もうしばらくお待ちくださいませm(_ _)m (1月3日 20時) (
レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
金カム大好き - 読むのがとても楽しみです！！どんな展開になるのかとドキドキしてます！失礼ですが続編を見たいんですがパスワードが分からなくて読めないんです。大変恐縮ですがパスワードを教えて貰ってもよろしいですか？ (1月3日 18時) (レス) id: 2c45cd5820 (このIDを非表示/違反報告)
☆夢腐女子☆(プロフ) - 山本ル腐るさん» どんな展開にしようか...私もドキドキしてます(*´艸`) (1月2日 9時) (レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
☆夢腐女子☆(プロフ) - かささん» コメントありがとうございます！！お話をもっと面白くできるよう頑張りますっ(*´ `*) (1月2日 9時) (レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
かさ - 毎日楽しみにさせてもらっています！！！これからも頑張ってください！ (1月2日 1時) (レス) @page47 id: c83b847a2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆夢腐女子☆ | 作成日時：2023年8月7日 8時
