６５ 液 ページ15
『グンソウが食べるんですね』
月「示柴少尉殿がお食べにならないので温かいうちにと思いまして」
心做しかニヤついているような顔をして目の前で食べられるので腹が立ってきた。そんな目の前で食べんでも...
月「...食べますか」
そっぽを向いていた顔を覗かれて問われる。この人のことだ。断っても全部食べるわけないだろう
だがしかし、私は吊るされた時から何も口に入れていない。一刻も早く減りに減った腹を満たしたいのだ
『たべたい、です』
月島軍曹は再び微笑み、匙にご飯を乗せて
そのまま軍曹の口に入った
『いや食べるんですかいｯ』
目の前でモグモグと食べられる。自分がすごく惨めに感じた...ﾁｸｼｮｳ
『いいですもん餓死したっt、ングッ？！』
喋っていた口の中に突然何かが流れ込み、急に息ができなくなった。目前には至近距離に月島軍曹がいる。状況がよく分からない
息が苦しいのは縛られているのもあるが、急な出来事に鼻での呼吸が分からなくなったからだ
口に流れているものは...お米？
お粥状態の米が口の中に次々と流れてくる。なんで...！
『ぁ...ん、？！』
やっとわかった。月島軍曹に今、口移しをされてるんだ
手も足も出ない状況で彼の口から流れ出る米を止める方法がない。頭がクラクラしてきた
顎を持たれたことで口に溜まっていた米が喉を通って胃に入る。そしてまた米を頬張ったと思ったら、もう一度私の口に米を無理やり押し込まれる
口内にある肉厚な舌が暴れまわり、舌を絡めたり歯をなぞられたりした
私の口の端から垂れ流れる液を舐めとり、1度口を離した月島軍曹
こちらを見る目には熱がこもっており、彼のものか自分のものか分からない銀の糸が互いの口を繋げていた
月「ソレを出してしまえば、夕食を作ってくれた人に合わせる顔もないですね」
頬を膨らまして米を口に貯めている私を見てそう言ったのだろう
意地悪なヤツだと思った。私がご飯を残せない性格を知った上でやっているんだ
私が仕方なしに飲み込めば、軍曹は満足気な顔を浮かべて縄を取ってくれた
月島軍曹に食べかけの夕食が乗ったお盆を渡され、爆速で食べ終わりそのまま柔道場を出ていった
『は......っ...』
部屋に戻って不意に、先程のことを思い出して顔に熱が集まる。今日のことは早く忘れようとベッドに潜って目を瞑った
『忘れろ、自分ｯｯ......！！』
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☆夢腐女子☆(プロフ) - 金カム大好きさん» コメントありがとうございます！続編の方はお話をもう少し追加したら一般公開にしようと思っています汗もうしばらくお待ちくださいませm(_ _)m (1月3日 20時) (
レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
金カム大好き - 読むのがとても楽しみです！！どんな展開になるのかとドキドキしてます！失礼ですが続編を見たいんですがパスワードが分からなくて読めないんです。大変恐縮ですがパスワードを教えて貰ってもよろしいですか？ (1月3日 18時) (レス) id: 2c45cd5820 (このIDを非表示/違反報告)
☆夢腐女子☆(プロフ) - 山本ル腐るさん» どんな展開にしようか...私もドキドキしてます(*´艸`) (1月2日 9時) (レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
☆夢腐女子☆(プロフ) - かささん» コメントありがとうございます！！お話をもっと面白くできるよう頑張りますっ(*´ `*) (1月2日 9時) (レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
かさ - 毎日楽しみにさせてもらっています！！！これからも頑張ってください！ (1月2日 1時) (レス) @page47 id: c83b847a2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆夢腐女子☆ | 作成日時：2023年8月7日 8時
