６３ 縄 ページ13
途端、急に強い力で腕を掴まれ、乱暴に縄を体に巻つけようとし始めた先輩。ってなんで縛られそうになってんの私？！
『フンッ！！』ﾊﾞｷｯ
私は松葉杖を思い切り彼の股の間で振り上げる。すると悶えるような声を出しながら内股になる先輩。その隙を見て腕を振り払い、片足でピョンピョン飛びながら離れた
『なんで縄で縛ろうとしたのか分かりませんが正当防衛ですので！！』
宇「とまれ、ｳｯ...」
股間を抑えて痛みに耐えながら追いかけてくる様子は正に戦士のようだった
...何考えてんだ自分、と思いながら頑張って飛んで逃げる。とにかく宇佐美せん、上等兵から逃げなくては
松葉杖を端に置いてから両手を使って階段を登り、犬のように走って自室へと逃げ込み鍵をかけた
『こ、これでなんとか逃げ切れ...ぇ』
月「帰っていましたか示柴少尉殿。昨日は一体どこに行ってたんですか」
ほうきを片手に持って机の下を掃除していた軍曹。後で来るとしても早ない？それになんで勝手に部屋に入ってんだこの人
『お掃除はありがたいですけど、ぷらいばしー侵害ですよ月島軍曹』
月「ぷら...？」
宇「A〜...ここにいることはわかってるんだぞｯ､早く鍵を開けろ」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬﾊﾞﾝﾊﾞﾝ
やばい...もう追い詰められたか
『軍曹！ここに隠れますので鍵を開けて宇佐美上等兵に私は来てないと話してくださいｯ。おねがいします！』
月「待ってください。はぁ...」
急いで押し入れに入り、布団の間に隠れて息を殺した。その間にも扉からは恐ろしい声と音がして心臓破裂するかと思った
月「今開ける」
月島軍曹は言った通りに鍵を開け、会話は聞こえないが宇佐美上等兵と話をしているようだ。よし、バレてないな...
扉が思い切り閉められる音がしたのち、月島軍曹が声を掛けてきた
月「...宇佐美上等兵は出ていきました」
『いやぁっはぁ、助かりました月島ぐ 宇「みぃーつけた」
私、人生終了のお知らせ
月「昨日、朝まで街中を探しても示柴少尉殿が見つからず、昨夜からむかっ腹が立っていましてね」
『それで私を売ったんですか...』
してやられた。月島軍曹に頼るんじゃなかった...
宇「じゃあじっとしてろよ。押さえててください月島軍曹」
月「分かった」
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そして今に至ります。ほんと勘弁って感じです♡
鶴「すごい格好だな」
『み、見ないでください...』
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☆夢腐女子☆(プロフ) - 金カム大好きさん» コメントありがとうございます！続編の方はお話をもう少し追加したら一般公開にしようと思っています汗もうしばらくお待ちくださいませm(_ _)m (1月3日 20時) (
レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
金カム大好き - 読むのがとても楽しみです！！どんな展開になるのかとドキドキしてます！失礼ですが続編を見たいんですがパスワードが分からなくて読めないんです。大変恐縮ですがパスワードを教えて貰ってもよろしいですか？ (1月3日 18時) (レス) id: 2c45cd5820 (このIDを非表示/違反報告)
☆夢腐女子☆(プロフ) - 山本ル腐るさん» どんな展開にしようか...私もドキドキしてます(*´艸`) (1月2日 9時) (レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
☆夢腐女子☆(プロフ) - かささん» コメントありがとうございます！！お話をもっと面白くできるよう頑張りますっ(*´ `*) (1月2日 9時) (レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
かさ - 毎日楽しみにさせてもらっています！！！これからも頑張ってください！ (1月2日 1時) (レス) @page47 id: c83b847a2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆夢腐女子☆ | 作成日時：2023年8月7日 8時
