６１ どうして ページ11
『どうしてこうなった...』
私は今、柔道場の天井にぶら下がって縛られている
しかも丁寧に“亀甲縛り”だ
柔道着を着た部下たち数十名が珍しいものを見るような目で私を見上げている。その中で私を縛り上げた人物が2人いるのだ
宇「お前が悪いんだぞー」
月「いい眺めだな」
『解せぬ』
そう、珍しい組み合わせのこやつら、宇佐美上等兵と月島軍曹だ
どうして縛られたか、少し時を戻して経緯を話そう☆
━━━━━━━1時間前━━━━━━━
『すみません乗せてってもらって。ありがとうございました』
男「気をつけて帰れよ〜」
街に入ったくらいで馬から降り、男性にお礼を言う。男性はこちらに手を振りながら馬を連れて反対方向へ歩いていく。その背中を見送りながら兵舎へ向かった
『ストゥ持ってきちゃったけど、また今度足が治った時に返しに行けばいいかな』
ここから兵舎はちょっと遠いが、さすがにお金を節約しなきゃなので歩きで帰ることにした
足を抉られて変な歩き方になってしまう上に、立派な形状の棒を杖にしているので、色んな人に変な目で見られている。早く帰りたい...
『あっ、大福売ってる』
大福は自分で作るくらいに好きな甘味品だ。ってことで買ってきマース
『黒豆大福ひとつくださーい
あ、』
宇「あ？」
ｱｯ､ｳｻﾐ ｼﾞｮｳﾄｳﾍｲ ｻｧﾝ
『お、おはようございま 宇「昨日帰って来なかったけどどこ行ってたんだよ」ﾋｯ...！』
胸ぐらを掴まれて近距離で怖い顔をされる。久しぶりに見ましたよその顔...
宇「呑気に大福なんて買って...鶴見中尉殿がどれだけお前を心配してるかわかってるのかｯ」
『い、いやぁ...あはは、ってちょっと待ってまだ大福買えてないんですよおおおおあああああ』
米俵のように担がれ、居心地の悪い人間馬車で兵舎まで運ばれた
鶴「おかえり、Aクン♡」
『ただいま戻りました...』
鶴見中尉殿のお部屋に行き、正座をして中尉殿と向かい合う。もちろん相手は椅子に座っているので、私を見下ろすような感じだ
鶴「怪我をして帰ってくるなんてな...」
『え、えぇ...熊から逃げていたら森にあった罠に引っかかってしまっ、て...！』
鶴見中尉殿は椅子から立ち、私の頭に手を伸ばした。やば、ぶたれる？！
目を瞑り、頭に来る衝撃に耐えようと身構えた
ぽふっ
鶴「大丈夫だったかい？怖かったね」
『...へ、』
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☆夢腐女子☆(プロフ) - 金カム大好きさん» コメントありがとうございます！続編の方はお話をもう少し追加したら一般公開にしようと思っています汗もうしばらくお待ちくださいませm(_ _)m (1月3日 20時) (
レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
金カム大好き - 読むのがとても楽しみです！！どんな展開になるのかとドキドキしてます！失礼ですが続編を見たいんですがパスワードが分からなくて読めないんです。大変恐縮ですがパスワードを教えて貰ってもよろしいですか？ (1月3日 18時) (レス) id: 2c45cd5820 (このIDを非表示/違反報告)
☆夢腐女子☆(プロフ) - 山本ル腐るさん» どんな展開にしようか...私もドキドキしてます(*´艸`) (1月2日 9時) (レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
☆夢腐女子☆(プロフ) - かささん» コメントありがとうございます！！お話をもっと面白くできるよう頑張りますっ(*´ `*) (1月2日 9時) (レス) id: 8f82e0922d (このIDを非表示/違反報告)
かさ - 毎日楽しみにさせてもらっています！！！これからも頑張ってください！ (1月2日 1時) (レス) @page47 id: c83b847a2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆夢腐女子☆ | 作成日時：2023年8月7日 8時
