無気力なメカクシ団No.13の少女は烏野高校３年生なのです← if 【ハイキュー!!】【カゲプロ】 (ページ6)

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第４６話ページ6

夜が明けて。
全壊した元屋敷を見る。

……それは悲惨で、僕はすぐに目をそらす。

燃えた屋敷から使用人達(みんな)が遺品などを運び出していた。

やがて来た警察の事情聴取も終えて、使用人達や財産が残っているとはいえ、
事実上、"身寄りのない"ことにはなっている僕達は結局、
叔父様の家に引き取られることになった。

僕としては、使用人達をこのまま雇い続けるお金も十分あるし、
教育や身の回りの世話なんかもやってくれるし、
別に引き取らなくても僕達は生きていける。
…………このまま、夏也と一緒に。

けれども叔父様は偽善ぶった事情を話して無理矢理僕達を引き取った。

＜この子達にはもう、親がいないんです。私が責任持って育てましょう！＞

嘘つけクソジジイ。
お前が父様と母様を殺したクセに。

それから僕らは英才教育を施された。
いずれ会社を背負って立つ人間になるために。

その時父様の会社は代理で副社長が頑張っていたらしい。

え？
なんで英才教育なんて施されるのって？

うん。そーだよね。
普通、自分を犯人ってわかっている子供にいい教育なんてしないよね？

復讐されるかもしれないし。

それについては理由がある。
１つ。『僕達は何も知らない』で通したから。
２つ。見栄。

いい噂たつからね。

＜身寄りのない子供に、こんな高度な教育をされるなんて…………！＞

ってさ？

こんな理由から、僕達２人は英才教育を叩き込まれて、

見事、叔父様の会社を潰して、叔父様のいなくなった空席を埋めるように

夏也が新しい会社の社長になって。

僕が父様の会社の跡を継いだ。