無気力なメカクシ団No.13の少女は烏野高校３年生なのです← if 【ハイキュー!!】【カゲプロ】 (ページ12)

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第５１話ページ12

菅原side

『この時にはもう、能力を制御できるようになっていた。
【魅せる】はその時だけ、使えた能力。
僕の能力【写す】は他人の能力を写し取って使用する。
………つまり？』

「つまり、【魅せる】の能力を持った人がいる………！」

『正解』

【魅せる】……幻覚を見させ続ける能力。
まてよ、１回だけしか使えなかったってことは……？

『でもね、もうその人はいないんだ。
あの能力を使えたのはあの１回だけだったからね』

使いこなそうとして何度試してもできなかった。そう続けるスズ。

『だから……能力を解くことができない』
「「「！！」」」

「Aお姉さんはもう許してるの？」

『ヒビヤ……ううん。許してないよ。アヤノを傷つけた彼女達は許されない』

ほんの一瞬、黒いモヤがスズの中に見えた。
けどそれはすぐに消えて

『他に質問は？』

「はい、お前がさっき言った、"別の僕"って何だ？」

『……なんでしょーか。はい、１人ずつ予想』

「多重人格」
「分身の人！」
「中二病……ｸｸｯ」
「そっくりさん！」
「えぇ…と、モノマネの人！」
「中二病で！」
「頭がイカれてるやつ」
「宇宙人！」
「？……Aじゃない誰か？」
「二重人格！」

『結構みんな酷いよね』

ちなみに上からキド、セト、カノ、マリー、モモ、エネ、シンタロー、ヒビヤ、コノハ、俺。

個性豊かだなぁと思う。今更だけど。

『コノハが近いかなー？
僕、ね。【写す】は生まれつき持っていたんだ』

「「えぇ……！？」」

「ずっと一緒な訳だからね、制御も早かった。
知ってた？１体それぞれ、蛇には人格があるんだ。」

「それが……その蛇の人格がスズの言う"別の僕"か？」