無気力なメカクシ団No.13の少女は烏野高校3年生なのです←【カゲプロ】【ハイキュー!!】

第３７話 ページ41

「やぁ、兄さん」

「……託麻」


託麻、というのは父様の弟。
つまりは僕の叔父にあたる方だ。

屈託なく笑う叔父様は、どこか父様に似ている。
そのことを父様に言ったら苦い顔をされたのでそれ以来は言わないけど。



「やだなぁ！そんな顔しないでよ。俺達はたった２人の兄弟……だろう？」

「…………」


屈託のない笑顔とか僕は言ったけど、
その時の叔父様の顔は……今考えてみれば"ただのゲス野郎"
だったと思う。



『あ！託麻叔父様。こんにちは！』
「おや、Aじゃないか！
大きくなったね〜！ちゃんと挨拶できて偉いぞ！」

『私、お姉さんだもん！』
「ふふ、そうか。じゃあそのお姉さんにプレゼント！」

『わぁ〜！叔父様、いーの！？』
「いいのさ。さぁお食べ。叔父様からのご褒美だ。良いお姉さんになるんだよ？」

『はーい！ありがとうございます！』


貰ったのは沢山の菓子の詰め合わせ。
甘党の僕にとってこれほど嬉しいプレゼントはなかっただろう。


「……A。屋敷で遊んできなさい。皆を誘って」
『はい、父様。では失礼します』


僕は屋敷へと向かうことにした。
皆と遊ぶために。






________

「…………良い子になったじゃないか。」
「まぁな。……早く本題に移れ」

「はいはい。全く、相変わらず兄さんはせっかちだなぁ」

第３８話→←第３６話

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

折り鶴

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す