烏は猫に恋をする-守護神- (ページ14)

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14話ページ14

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｢音駒戦、スターティングメンバーはこれでいく｣

そのメンバーにはスガさんではなく、影山がセッターとして入っていた。

｢凄腕のリベロが入ったから、エースが戻ったからよし勝てるぞってなるわけじゃない。

勝つのは繋いだ方。

このメンツでどのくらい戦えるのか、カラスの宿敵、猫との勝負だ！｣

集合が終わり、準備を始めていると。

｢旭さん！｣

西谷が東峰さんに話しかけた。

｢スガさんはともかく、縁下に申し訳ないとか思ってんじゃないですか｣

えぇ、そうなの？？

てかこれ聞いてていいのかな。
とか思いながらも気になるので聞き耳を立てる。

聞き耳立てなくても聞こえちゃうけどね。

｢強い方がコートに立つ、これ当然です！！｣

……！

準備しよ。

｢あれ、どうしたの？｣

『え？』

清水さんのところに行くと何故か驚かれた。

｢あ、いや、なんか凄く楽しそうな顔してたから｣

うそ、そんな顔してた？

『あぁ……清水さん。

私、やっぱりバレー部に入って良かったです』

西谷の言葉を聞いて改めて思った。

頑張る人はやっぱりかっこいい。

学年なんて関係ない、強い方がコートに立てるんだ。

｢よかった｣

清水さんはふんわりと嬉しそうに笑った。

『ﾋｬｳｯ』

やべっ！変な声出た！！

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