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叶side
でも彼女は一向に学校に姿を見せなかった
金目当てだとわかったとしても
一度好きになってしまった人だ
心配になり
放課後、彼女の家へと足を進めた
ピーンポーン
"はい。どちら様でしょうか？"
彼女の母の声だろうか
女性の声がした
「芽生の彼氏の叶です」
すると彼女の母は気まずそうな沈黙の後
"私も今到底、見せられるような顔じゃないからそのまま聞いててね"
なんだかかしこまった空気に緊張する
「はい。なんでしょう。」
"芽生はね。7月のー、、7日だったかな。友達と夜まで遊んだ帰りに通り魔に刺されて亡くなっちゃったの"
言葉が詰まった
亡くなった？僕の誕生日に？
僕に金くれって言ったくせに？
「そうですか。ありがとうございます。」
平然を装った声で言う
本当は泣き叫びたいのを抑えて
葛葉「おい！！！！叶！！！！！！！」
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作者名：もあ | 作成日時：2022年5月14日 18時
