十七話☆ ページ20
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いや、Aだけじゃない。
ほかでもない私自身も日常生活に異常をきたしていた。
例えば、実は部屋の外には悪い人がいるんじゃないかってついつい考えてしまって、ベッドの上で毛布にくるまってガタガタ震えたり。
他にも、波の影響で少しでも船が揺れたら敵襲だと勘違いしてシャンクスの足にしがみついて離れなかったり。
仮に何も無かったとしても一人は怖くて、常に誰かと一緒にいないと落ち着かなかった。
けど、それも何日も経てば落ち着いてきて、私は普通の生活を送れるようになった。
でもAは未だに部屋から出て来なくて、扉越しに話しかけても滅多に返事は帰ってこなかった。
ただ、あの日以来初めて私が話しかけた時は酷く不安そうに「ウタは大丈夫?」と私の事を案じてくれて、オトの気持ちが分かっていたから安心させるように「大丈夫だよ」と伝えれば、顔は見えないけれどきっとホッとした表情で「良かった…」と言ってくれた。
◇ ◇ ◇
「…A、ずっとあのままなのかな」
大切な家族が一人欠けた夕飯は当然のように美味しくなく、一度だけ寂しさからつい不安を漏らしたことがあった。
そんな時、傍にいたホンゴウは私の言葉を耳に入れると宥めるように背中をさすって大丈夫だと言ってくれた。
「Aは怖い目にあって少し怯えてるだけだ。きっと時間が解決してくれるさ」
「…本当?A、元気になる?」
「あぁ。船医の俺が言うんだから間違いねェだろ?」
「うん!」
Aそうだ、ホンゴウの言う通りだと思った。
きっとAは前みたいに元気になってくれる。時間が経てばまた一緒に人形遊びをしたり、洋服を着てAに見てもらったり。そうだ、久しぶりに歌を歌ってもらうのも良いかもしれない。
だっては私のお姉ちゃんだから。
だからすぐにいつもの日常に戻るし、それがずっと続くと思ってた。
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マシロ_mashiro(プロフ) - 太陽さん» コメントありがとうございますm(*_ _)m 大学生活も落ち着いてきたのでまた書き始めました。ゆっくりではありますが更新頑張ります! (4月12日 9時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
マシロ_mashiro(プロフ) - ぴよラムネさん» コメントありがとうございます!こちら白ひげ海賊団ルートとはまた一味違った海軍ルートとなっております。なるべく早く更新出来るよう頑張ります! (4月12日 9時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
ぴよラムネ(プロフ) - コメント失礼しますー!私を見て欲しかったを読みたくなって探してたらこの作品に出会いました!!別ルートがあったなんて…!更新頑張ってください!続き楽しみにしてます!! (4月12日 0時) (レス) id: 4c4725f70b (このIDを非表示/違反報告)
太陽(プロフ) - 更新されてる!!めっちゃ待ってました(●´ω`●)更新がんばってください! (4月12日 0時) (レス) @page36 id: 18ff82607c (このIDを非表示/違反報告)
マシロ_mashiro(プロフ) - シアナさん» コメントありがとうございます!大変お待たせしてしまってすみません。ストックが少ないので前より更新ペースは落ちますが、これからも本作品をよろしくお願いします(*´▽`*) (4月11日 21時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マシロ_mashiro | 作者ホームページ:http:
作成日時:2023年9月3日 16時