2.白ひげさん家のマインクラフター

五十四話 ページ6

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｢ゼハハハ、聞いたかエース？サッチの野郎悪魔の実を見つけたらしいぜ！｣

｢本当か！？サッチはまだ食ってないからなぁ。あぁ…でもあれマズイしなぁ｣

｢…売ればお金になるのでは？｣



食べるかどうかはサッチさんの自由だろうに…と思いながらあの悪魔の実がどんな能力を秘めているのか議論しているエースさんとティーチさんの様子を見つめる。


今朝上陸した島は秋島で、どうやら食物の秋と呼ばれるだけ合って食料が豊富だったらしく、そのおかげか美味しいお店も多かった。金のニンジン用に人参も沢山買えたし満足満足。


…で、サッチさんは私に事前に伝えてくれてた通りこの島で悪魔の実を発見したって事にして皆に説明をしてくれた。


一方私はと言うといつも通り…というわけではなく、最近ただでさえ胸騒ぎがずっとしていたというのに今日は特に頭痛が少しする。


おかしいなぁ、マイクラの仕様で体調不良なんて存在しなかったはずだからこれは風邪みたいな病気でないのは確か。となると心理的に来るものなのかもしれない…何故？



｢…ま、何か忘れてるのかもしれないけどそういうのって案外大したことが無かったりするものだしまぁ良いか｣



気分転換に別のことでも考えよう。例えば…そうだなぁ。今の時間軸が原作で言うどこら辺なのかとか。


とは言っても私の原作知識なんてほとんど無いに等しいし、知ってたとしてもそれは主人公についてがほとんど。白ひげ海賊団についての情報なんて海軍との衝突でえらいこっちゃってなっちゃった時ぐらい。


というか、この海軍さんとの戦いって主人公居たよね？ほら ｢仲間がいるよ｣ っていう名言！



｢あ〜何かうっすら覚えてるような無いような…｣



確かまだ社会人になる前、そう確かリア充め〜とか言ってた懐かしい時期。


当時の(今もだけど)私はONEPIECEに全くと言っていいほど興味がなくて、そのせいかワンピ好きな友人からアニメや漫画のネタバレという名の感想を毎週のように聞かされる事が多かった。


確か白ひげ海賊団が出てきた話もその中に含まれていたはず…

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