2.白ひげさん家のマインクラフター

六十三話 ページ27

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｢そ、そういえばAってどこ出身なんだ？初めて会った時は無人島に居たけど元々はちゃんと街とかに住んでたんだろ？｣

｢エ……あー…うん、スンデマシタ｣

｢何故にカタコト｣



急に話題を変えられたと思えばまさかの私の故郷について。


確かに諸事情で身の上話は全くと言っていいほどした事が無かったけどまさかの今ですか！？


何かイゾウさんの話によると和の国？ワノ国？っていう昔の日本に近い国があるみたいだけど、嘘ついてもいつかボロが出そうだもんなぁ…うん、上手い具合にぼかしておこう。



｢東の方ですね！｣

｢へぇ、東の海(イーストブルー)か。俺も東の海(イーストブルー)出身なんだよな。あと弟も｣



エースさんに弟なんて居たのか…いや、あぁ思い出した、ルフィ(主人公)の事か。


それにしても東の方の事をイーストブルーって言うんだ…初耳なんですが。


これ以上故郷の事について聞かれたら誤魔化しようがないし、さっきエースさんがやったように話題をすり替えさせてもらおう。



｢弟さんが居たんですね！どんな人何ですか？｣

｢名前はルフィって言ってな、アイツも海賊やってるんだ。あ、そうだ俺の部屋に行かねぇか？手配書飾ってあるんだよ！｣

｢お！良いですねぇそれ！行きましょう行きましょう！！｣



手配書を飾るって、それぐらい本当に大好きなんだろうなぁ。それに‘‘モンキー・D・ルフィ’’の話を始めたエースさんの表情はさっきと違って生き生きしてていつもの調子に戻ってる。



(やっぱり貴方は太陽を彷彿とさせるその笑顔が一番似合うよ)

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