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六十話☆ ページ11






銃で撃たれ血を流し、恐怖と痛みで顔を歪ませていたA。死を知らない女性が突然あんな状況に巻き込まれたその時、彼女は一体何を感じ何を思ったのだろうか。


痛かっただろう、怖かっただろう、苦しく辛く、逃げ出したい気持ちもあっただろう。


…どうして自分はあの場所にもっと早くたどり着けなかったんだ。



「追うなエース。今回は…追うな。死人も出てねェ」

死人も出ていない(・・・・・・・・)…?目の前でAが殺されただろうが!!生き返るっつったって死んだのに変わりはねぇだろ!?!?」



どうしてこんな事になってしまった?そもそも自分がAを白ひげ海賊団に連れて行かなければ救えたのか?


いいや違う。


今回はAだった(・・・)からまだマシな結果になったのであって、もしも彼女以外の誰かであれば…そもそも誰も気づかなければ、代わりにサッチやその人が本当の意味で殺されていたのだ。



「止めろよい!!エース!頭を冷やせ!!」

「親父は今回は特例(・・)だって言ってんだ!!ティーチは追わなくていい!!!」



ブレンハイムも今にも船を飛び出しそうなエースを必死に押えて止めようとするが 「離せ!!俺の隊の部下だ!!コレを放っておけば殺されたAや殺されかけたサッチが報われねぇ!!」 と言って暴れる始末。


仮に隊長達が力ずくで止めたとしてもエースは自責の念に苛まれどちらにせよ最悪な方向に進んでしまうだろう。



「エース…いいんだ今回だけは…妙な胸騒ぎがしてなぁ…」

「アイツは仲間を殺そうとして逃げたんだぞ!!何十年もあんたの世話になっておいて!その顔にドロを塗って逃げたんだ!!!」

「何より親の名を傷つけられて黙ってられるか。俺がケジメをつける!!」



自身に覆い被さり必死に止めようとする船員を振り切り、今度こそ船から降りてしまう。


今のエースはもう誰も止められないと誰もが思った時、彼女は現れた。



「待って!!エースさん!!」

「!?……A………」

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マシロ_mashiro(プロフ) - ramune0610さん» お久しぶりです(*´▽`*)マインクラフトは楽しかったしネタも余ってるので書いてみたいんですが、如何せん白ひげ海賊団以外の解像度が低いもので…検討はしてみます(- -;) (7月17日 20時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
マシロ_mashiro(プロフ) - わたあめさん» 返信遅れちゃってすみません!この作品結構勢いでか書いちゃったので文章も拙いですが、そう言っていただけて嬉しいです! (7月17日 20時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
マシロ_mashiro(プロフ) - 麗葉さん» ここだけノリノリで書きましたww (7月17日 20時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
ramune0610 - お久しぶりですまた。マインクラフトのシリーズお願いしたいです!また出来たらでいいですのでお願いしたいです!ものすごく面白かったです。 (7月17日 16時) (レス) @page32 id: cc4e64aa01 (このIDを非表示/違反報告)
麗葉 - 血祭りのとこ大好きですwお疲れさまでした! (5月24日 13時) (レス) @page32 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:マシロ_mashiro | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2023年3月20日 17時

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