四話 ページ4
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そんなある日の事だった。
いつものように昼間に農作業を終え夕方に何気なく窓から外を眺めた時、何故か海の方からこちらに向かってくるどデカい船が偶然目に入ってしまった。
知らない人達がこの無人島に偶然やってきた。
そう、人がだ。
「ひ…久しぶりの人間!?どどどうしよう!?」
そう、何度も言っているけどここは無人島。
人間のにの字もない、この無人島に飛ばされてから今に至るまで人と喋ったことも見た事も無いのだ。
にもかかわらず突如現れた恐らく大人数の人達が乗っているであろう船は困惑と驚きで脳内パラダイスを繰り広げている私を無視してどんどん島に近づいている。
こんな小娘の力では上陸を止める事は出来ない、ならせめて見つからないように…。
「えっとえっと…能力解除!」
能力を一旦解いて拠点周辺を除くマイクラのモブ達を消滅させる。
これは最近学んだ事でこのマイクラの世界は私の能力の支配下に置くことで書き換える事が出来るらしく、能力を解除すれば無人島は本来の姿に戻る。
拠点周辺の能力を解かないのは本来の重力の仕様を取り戻せば私のマイハウスは重力に従って崩れてしまうからだ。ちなみに私自身の能力(体力・満腹ゲージ等)は自動的に発動しているらしい。
閑話休題。とりあえず拠点は比較的奥の方に作っているからそう簡単には見つからないだろう。
頼むから来ないでくれとベッドの中でガタガタと震えていると突然ドンドンと扉を叩かれ、ビックリしてベッドから飛び起きた拍子に近くに置いてあった物がガタンと音を立てて床に落ちる。
「おーい、誰かいるみたいだぞー!」
…その直後に聞こえた男性の声。
いやどうして見つかってしまったんだ、だってここは奥の方かつ高所に……高所に……。
あああああー!!高所に作ってるんだから遠くからでも見えるに決まってるじゃないか私の馬鹿ー!!
無人島の高所にポツンと立ててある豆腐建築。人が居るのかと近づけば四角に変化する世界。これでこっち来んなっていう方が難しいだろう。
こんな時は〜〜テッテレー!
丸石
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マシロ_mashiro(プロフ) - 雛苺さん» 前作から見て頂きありがとうございます!こっちは話のテンポがかなりスローペースですが、よろしくお願いします(*´▽`*) (2023年3月18日 11時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
マシロ_mashiro(プロフ) - ramune0610さん» な、なんとガチ勢の方ですか!?マイクラ知識がないのがバレてしまう……!!応援ありがとうございます(*´▽`*) (2023年3月18日 11時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
ramune0610 - 初コメ失礼します いや〜マイクラガチ勢なのですごく見ててめっちゃいいですねもうすごいですまた投稿待ってます!頑張ってください!応援してます。 (2023年3月18日 11時) (レス) @page14 id: cc4e64aa01 (このIDを非表示/違反報告)
雛苺(プロフ) - マシロさんこんばんはー!2作品目待ってました(*´艸`*)とても面白くてまたまた何回も更新してるか見に行っちゃったり読みなおししてます(笑)白ひげ海賊団が大好きでまた書いてくれて嬉しいです♪これからも無理しないように頑張ってください(*´ω`*) (2023年3月16日 22時) (レス) id: 74ffc9ebbc (このIDを非表示/違反報告)
マシロ_mashiro(プロフ) - ゆゆさん» あ、それ私の作品ですね。いえいえ大丈夫ですよ!以前も間違われたことあるので笑。念の為言っておくと前作の『私を見て欲しかった』も支部で書いた『助け手に気づいて欲しくて』の転載です(一応)。 (2023年3月16日 19時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マシロ_mashiro | 作者ホームページ:http:
作成日時:2023年3月11日 18時