十五話☆ ページ15
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Aに出会ってから今日に至るまでエースはずっと彼女を船に乗せて白ひげ海賊団の一員として迎えたいと思っていた。
その下準備として親父からの許可は貰った。他の仲間家族も親父の件で恩もあるからあの様子だと受け入れてくれるだろう。
となると最後の壁は本人の口から承諾を得ることで、けど本人は乗るつもりもないし乗りたくないとハッキリと宣言されているわけでエースは頭を悩ませていた。
やはり出航直前に無理やり乗せるしか方法はないのかと思ったがあの女を自分は出し抜けるのか。
そもそも実力行使は現実的に考えて可能なのかと考えてみると、あの悪魔の実は未知数で自分達が認知していない力だって隠しているだろう。
となると捕まえようとしても逃げられる可能性だってあるのでこの作戦は不可能となる。
(なおAはネザーに逃げたり水中呼吸のポーションを飲んで海底に隠れたり透明化のポーションと俊敏のポーションで鬼ごっこ等様々な逃走手段があるためこの判断は正しい)
となると最終的に辿り着くのは寝ている間にこっそり船に乗せるというものであり、先程エースがAに睡眠に関する質問をしたのもこのためであった。
エースの勘はかなり鋭く、初日にモンスターの討伐後眠ってしまったあの時に多少の疑問を持っていたため予想が当たった時は内心喜んでいたとか何とか。
となれば後は実行するのみ。
「よし…寝てるな」
白ひげ海賊団の出航前夜、既にベッドに入り眠っているAの家に堂々と侵入するとベッドごと運ぼうとするが、マイクラの仕様上設置した物は壊すかピストンを使わないと動かせない。
しかし壊せば起きてしまう可能性があるとAは言っていたためそれも出来ない。
「…抱えるか」
考えた結果エースは恐る恐るAをお姫様抱っこし船までなるべく体を揺らさぬように運んだ。
無事ミッションを成功させると罪悪感を覚えつつも達成感と緊張から開放された眠気によってベッドに身を任せそのまま眠ってしまった。
「何で船に乗せられてるのぉぉおお!?!?」
そして先程のセリフに戻る。
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マシロ_mashiro(プロフ) - 雛苺さん» 前作から見て頂きありがとうございます!こっちは話のテンポがかなりスローペースですが、よろしくお願いします(*´▽`*) (2023年3月18日 11時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
マシロ_mashiro(プロフ) - ramune0610さん» な、なんとガチ勢の方ですか!?マイクラ知識がないのがバレてしまう……!!応援ありがとうございます(*´▽`*) (2023年3月18日 11時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
ramune0610 - 初コメ失礼します いや〜マイクラガチ勢なのですごく見ててめっちゃいいですねもうすごいですまた投稿待ってます!頑張ってください!応援してます。 (2023年3月18日 11時) (レス) @page14 id: cc4e64aa01 (このIDを非表示/違反報告)
雛苺(プロフ) - マシロさんこんばんはー!2作品目待ってました(*´艸`*)とても面白くてまたまた何回も更新してるか見に行っちゃったり読みなおししてます(笑)白ひげ海賊団が大好きでまた書いてくれて嬉しいです♪これからも無理しないように頑張ってください(*´ω`*) (2023年3月16日 22時) (レス) id: 74ffc9ebbc (このIDを非表示/違反報告)
マシロ_mashiro(プロフ) - ゆゆさん» あ、それ私の作品ですね。いえいえ大丈夫ですよ!以前も間違われたことあるので笑。念の為言っておくと前作の『私を見て欲しかった』も支部で書いた『助け手に気づいて欲しくて』の転載です(一応)。 (2023年3月16日 19時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:マシロ_mashiro | 作者ホームページ:http:
作成日時:2023年3月11日 18時