白ひげさん家のマインクラフター

十三話 ページ13

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｢野郎ども！今宵は宴だぁぁああ！！！｣

｢うおおおおお！！！｣


あの後パイナップルさんが検査をした結果かなり良くなっていたらしく、私も船に呼ばれて船内はお祭り騒ぎだった。


ちなみにポーションが効いたと思ったのでもう何本かプレゼントすると土下座をするんじゃないかってレベルでお礼を言われて戸惑った。


病み上がりなんですからあんまり飲みすぎない方が良いんじゃ…と少々心配してはいるが、あの様子を見るに放っておいても大丈夫だろう。



｢小娘…いや名はAと言ったな。A、感謝する…！！｣

｢え！？いやいや私はポーションを与えただけですので｣

｢いや、お前は間違いなく親父の…いや俺達の命の恩人だよい。本当に、助かった…！ありがとう…！！｣



一部の人はおんおん泣いて私に感謝しまくる始末。
いや、本当にポーションを渡しただけですし材料なんて水とその他もろもろだからネザーに行けばいくらでも…いや地獄に材料あるから凄いことなのか。



｢…A、船医として聞いておきたいんだがその薬…ポーションとやらはどんな材料で作ったんだよい？｣



あ、パイナップルさんって船医だったんですね。確かにあの海賊団の中でも少し秀でているような気もしたけどやっぱり凄い人だったんだ。…髪型がアレだからてっきりその辺のモブかと…パイナップルさんは凄い人、ちゃんと記憶しておこう。



｢いえいえお気になさらず。だってあれ‘‘地獄’’で気軽に集めれる物ですから｣

｢…は、｣



必要なら時間さえあればいくらでも作ることが出来るためついポロッと本音をこぼすと口を開けたままポカンとしているパイナップルさん。


あれ、おかしなこと言ったかな？
何故そこまで驚いているのか察することが出来ずに首を傾げるとエースさんに肩をポンと叩かれ同時にこう呟かれた。



｢お前…命は大事にな｣

｢？常に大切にしてますよ？死にたくないですし｣



この誤解は後々解けたのだけれど‘‘地獄＝ネザー’’というのは私にしか通じないのは当然でありにもかかわらず、ネザーを地獄と言ってしまったがためにパイナップルさん達は


『地獄…！？つまりAは材料を得るために何度も命を捨てたってのか！？そういえば死んでも即生き返るって言ってたし…嘘だろ…』


と自己解釈してしまっていたらしい。
誤解を解いた後にネザーへ案内したらやっぱ地獄じゃねぇか！！とツッコまれるのはそう遠くないのかもしれない…

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