白ひげさん家のマインクラフター

二十六話 ページ26

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｢…いや名前｣

｢マルコさんマルコさん。この人達絶対に良い人達ですよ！だって一番偉そうな人の名前がサンクス(感謝)ですもん！｣

｢…｣



これは本人の目の前だから言えないけど、サンクスさんは確か片腕どっか行って主人公に帽子を上げた人。


私の中では主人公の味方＝善人という理論なのでつまりサンクスさん達は善人！この理論には絶対的な自信があるので意気揚々と伝えると何故か頭を抑えて深ぁいため息をつく。


いやいやこの理論を馬鹿にしちゃいけませんよマルコさん！！



｢…っく、はは｣

｢？｣

｢だーっはっはっは！｣



サンクスさんは最初は堪えていたみたいだけど最後には腹を抱えてゲラゲラ笑い始めた。


あれ？サンクスさんまで…私そんなにおかしな事言いましたか？するとそれにつられたのか私とマルコさん以外の全員が腹をよじって笑いこけ出してしまった。


ますます理解不能な状態になってはしまったけれど、不穏な空気は消えてしまって今は陽気な雰囲気しか無いのでこれはこれで良しとしましょう。



｢…はぁ。あのなぁA、アイツの名前はサンクスじゃ無くてシャンクスだぞ｣

｢……え｣

｢改めて俺は赤髪海賊団の大頭シャンクスだ。よろしくなA｣

｢ええええええ！！！？？？｣



あれ、そうだったっけ…！？
まさか主人公に帽子を上げた重要人物の名前を間違える致命的なミスをするなんて…ファンの方に謝らなくては。



｢悪かったな赤髪、こっちも不測の事態だったんだよい｣

｢いや、俺こそすまなかったな｣



どうやら誤解は解けたようで、シャンクスさんの船員(クルー)の皆さんもいつの間にか武器を下ろしていた。
喧嘩にならなくて良かった…いや喧嘩で済むのか？

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