六十一話 ページ27
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｢こっちは終わったよ、ウタは？｣
｢パッと見重症っぽい人は運んだよ。能力解除しても大丈夫そう？｣
｢うん、あとは自分達でどうにかするだろうし。お願い｣
ウタは｢分かった｣と頷くとまた聞いた事のないメロディーを口にし能力を解除していく。それと同時に少しでも負担を減らしておこうとウタとの接続も解除する。
しばらくするとウタワールドから解放された人達が次々に眠りから覚め、いまいち状況が把握出来ていないのか困惑していた。
｢こっちは現実か…？｣
｢音符がない。兵士も居ない。…やった、出られたぞ！｣
｢ぐっ……そうだ、エースは！？｣
｢生きてる…良かった…！｣
｢な、なんだ！？体が拘束されて…っ！？｣
｢何故歌姫が海賊なんぞに味方するんだ…！？ウタは海賊嫌いじゃなかったのか！？｣
｢力が…抜け……っ、海楼石か…！｣
海賊たちはエースが生きている事実に安堵し、海軍はウタワールドから解放されたかと思えば今度はリボンに拘束されて天国から地獄を味わっていた。
｢＿＿＿A！！！｣
懐かしい声がした。
怒ってるかな、嫌われたかな、そんな事を考えながら振り返ると必死の形相で私の元へ飛んでくる彼の姿が目に入る。
たった数ヶ月会って無かっただけなのに、感極まって思わず名前を叫んでしまった。
｢っ……マルコ！！｣
｢馬鹿野郎！！今までどこに行ってたんだよい…！！心配したんだぞ……サッチは意識不明で、お前は行方不明で…｣
｢…ごめんなさい｣
一言謝罪すると、｢次は無いからな｣と言って私に怪我がないかくまなく探し始めるマルコ。
昔のような過保護さに頬が緩むけどここは戦場、気を抜いては行けないともう一度気を引き締め直す。
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マシロ＿mashiro(プロフ) - 翡翠さん» コメントありがとうございます！やっぱり仲違いしたままは後味が悪いですもんね。最後までご愛読ありがとうございました(*´▽｀*) (5月8日 7時) (
レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
翡翠(プロフ) - コメント失礼します！ 一気読みしてしまいました。最終的にそれぞれの、気持ちを話し合って和解できて良かったなって思いました。とても、面白かったです！！ (5月7日 23時) (レス) @page50 id: 18462604da (このIDを非表示/違反報告)
マシロ＿mashiro(プロフ) - 文ストオタクの一般人さん» 過保護になりすぎないように執筆していたはずなのにいつの間にか…妄想って怖いですね笑、どんどん拡がっちゃいます。ご愛読ありがとうございました！ (2023年3月14日 16時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
文ストオタクの一般人 - 皆過保護だけどマルコがｗｗめっちゃ良かった！、、、です！ (2023年3月14日 8時) (レス) @page47 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
マシロ＿mashiro(プロフ) - 桔梗さん» そう言っていただけると執筆したかいがありました！最後までお付き合い頂きありがとうございます！！ (2023年2月10日 18時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マシロ＿mashiro | 作者ホームページ：http:
作成日時：2023年1月7日 15時
