【第五人格】【鬼滅の刃】電車に乗っただけなのに

十二話 ページ15

｢っち…｣


相手が女性のため多少は手加減しているとはいえ、鬼殺隊でもなんでもない美智子に中々傷を与えることが出来ないことに猗窩座は苛立っていた。

確かに再生力や身体能力では鬼である猗窩座の方が勝っていたのかもしれない。だが美智子にはそれを補えるものがあった。外在特質・内在人格・補助特質の三つである

現在の美智子はとても冷静で美人相の状態にある。そのため猗窩座の警戒範囲が狭くなり隙を着きやすくなる。また、アゲハ蝶を使った刹那での緊急回避や離魄移魂による戦場の一時離脱も可能にする事が出来る

内在人格は悪化や独占欲などの治療速度を下げるものや怒りなどの自身の防御を上げるもの、獲物を追うなどの自身の身体能力を上げるものものがあり、その中でも引き留めるは日輪刀を持たない美智子にとってまさに一撃必殺の技であり、唯一猗窩座に有効なダメージが出来る人格でもあった

そしてハンターにとって欠かせない特質、補助特質
美智子が持ってきていたのは興奮で、五秒間どんなスタンも受けないというものであった。

普段なら別の特質を持っていくが、サバイバーの中にスタンを発生させることが出来る探鉱者と祭司の二人がいたため、興奮を選択したのだ。この特質のおかげで美智子は未だに無傷の状態で牽制できていた


そして猗窩座の誤算はもう一つあった

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