十七話 ページ19
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「ハンター館に来たはいいけどよ……」
アイツらと別れてから数分後、俺は目的の場所ハンター館に来たは良いが何をすればいいか分からずその場に立ち尽くしていた。
…Aは日本出身だろ?だったら同じ日本から来たハンターに話を聞けば良いんじゃないか?
「となると、美智子辺りか…」
「ふふふ、今ウチの事呼んだ?」
「うおっ、み、美智子…!?」
うんうんと一人で思考を巡らせていると独り言が聞こえていたのか、目の前には目的の人物が立っていた。流石はハンター、話しかけられるまで全く気づかなかったぜ…
「いやぁな、俺達Aの事何も知らねぇから同じ日本出身の美智子から何か日本について話を聞けないかな〜って…」
「なるほどねぇ…なら、良ければウチの部屋に来まへんか?」
「な、いやっお、女の部屋には…」
「なぁに、ウチはハンター。ウィリアムはんがおかしなことをしようとしたらすぐに返り討ちにしたるで」
いや、そういうことじゃ無くてだな…そもそも俺はA一筋、他の女に恋愛感情を持つなんて天地がひっくり返ってもありえない。…まぁ、本人が良いって言うなら良いのか……?
「あー…じゃあ、頼む」
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「うめぇ!これ何ていうスイーツなんだ?」
「ふふ、お気に召したようで何よりやで。これはみたらし団子っちゅうねん」
「おかわり!」
部屋に招かれた俺は美智子と茶会という名の餌付けをされていた。当初の目的?んなもん現在宇宙旅行中だ。でも和菓子っていう日本の文化を知れたからノーカンで良いだろ。
次々に和菓子を平らげる俺と俺に和菓子を供給する美智子。アイツらがこの状況を見たら「何やってんだお前ぇ!!」って怒られそうだなぁ…と呑気に考えていると、突如コンコンと小さなノック音が部屋に響いた。
「あの…美智子さん、今、良いですか?」
なっ…!?何でお前がここに来るんだよ、A!?
非常事態!緊急事態!大大大ピンチ!!!
俺達がA(日本)について色々調べたりしてるのはもちろん本人には秘密。つまり俺が今ここに居ることはバレちゃあいけねぇ。どうする、隠れる場所は…っ
「…ウィリアムはん、ウチのクローゼットに隠れるんや」
「…え?」
「あの子にバレたくないんやろ?今だけは協力したる」
「助かる…!」
「…あの、入りますよ?」
「大丈夫やで〜」
「…」
それにしてもA…何でハンター館に?
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マシロ_mashiro(プロフ) - 皆さんお久しぶりです。ちょっとずつ更新を再会出来たらなぁと思っているので、またよろしくお願いしますm(*_ _)m (余談ですが、名前をマシロに変更しました) (6月4日 13時) (レス) @page19 id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
ルイにゃ(プロフ) - 【湖の宝石】さん» wwwwお互い頑張りましょう (2022年9月30日 8時) (レス) id: c326ad8a0b (このIDを非表示/違反報告)
【湖の宝石】(プロフ) - ルイにゃさん» コメントありがとうございます!現在かなりの亀更新ですがよろしくお願いします (2022年9月30日 8時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
ルイにゃ(プロフ) - んwめちゃくちゃ面白いwwwwwwああwwwイベント参加ありがとうございます!更新楽しみです (2022年9月30日 7時) (レス) id: c326ad8a0b (このIDを非表示/違反報告)
【湖の宝石】(プロフ) - まゆさん» お待たせしました!どうなるんでしょうかね〜 (2022年9月19日 19時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
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