十二話 ページ14
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｢ "解読に集中して！" ｣
もはや常識となっている自身の位置を知らせるチャット。それと同時に私の大切な篠笛を手に取り音色を奏でる。
『甲音』
この音色は私を除く全サバイバーの解読速度・板窓操作速度を20秒間20％上昇させる効果を持つ。
あの馬鹿タッグのせいで負けが確定しているため、久しぶりに集中して演奏し続ける。もちろん効果が重複することは無い。
目を閉じ、呼吸、息、体、指一本一本にまで神経を尖らせ、試合の事なんか忘れて音を奏でる。
(あぁ、良い…この感じ。気のせいか心拍数も上がってる。いっその事このまま演奏し続けたい…)
刹那、ボンッという何かが破裂するような音が私の演奏に水を刺し中断させた。誰が、一体なんのために私の演奏を邪魔したのだろうとイライラしながら辺りを見渡す。
｢コンニチハ、ボンボン｣
｢……｣
｢…へ？｣
私の後ろには爆弾を投げつけた張本人…恐らく今回の試合のハンターであろうボンボン…いやガードNo.26が不思議そうにこちらを見つめていた。
さらにその後ろには
｢あ…あー、優鬼…だったのかな？うん。そっかそっかー｣
…見られた？見てたよね絶対に。
何でここに居るのかと聞きたいが、試合が開始してから永遠と篠笛の音が聞こえ、音色を奏でている私からのチャットは最初以降全く無いとなれば気になって来てしまうだろう。
｢ボンボン、魔法初メテ見タ｣
｢魔法？ただ演奏してただけだよ？｣
確かに現実ではありえないバフやらデバフやらを付与することができるからある意味魔法なのだけれど…。
するとずっと黙っていた三人のうち一人…ウィラが私の足元を指さして言った。
｢貴方の周り、見てご覧なさい｣
ウィラまで何を言っているんだ…と言われた通りに下を見ると、スノードロップなどの冬に咲く花が足元に咲き乱れていた。更にそのまま流れるようにウィラ達の足元に視線を移すと私と同じように、だけど量は少なめで花が咲いていた。
さらによく考えると頭上からは細かい氷の結晶…所謂 雪や
｢な、何これ…！？｣
｢恐らくAの新しい携帯品の効果じゃねえか？ほら、何だったか…お…おかびがみ？｣
｢
なるほど…ボンボンの言ってた『魔法』はこの事だったのか。…衣装も携帯品も意外と綺麗だし、しばらくは愛用しようかな。
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マシロ＿mashiro(プロフ) - 皆さんお久しぶりです。ちょっとずつ更新を再会出来たらなぁと思っているので、またよろしくお願いしますm(*_ _)m (余談ですが、名前をマシロに変更しました) (6月4日 13時) (
レス) @page19 id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
ルイにゃ(プロフ) - 【湖の宝石】さん» ｗｗｗｗお互い頑張りましょう (2022年9月30日 8時) (レス) id: c326ad8a0b (このIDを非表示/違反報告)
【湖の宝石】(プロフ) - ルイにゃさん» コメントありがとうございます！現在かなりの亀更新ですがよろしくお願いします (2022年9月30日 8時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
ルイにゃ(プロフ) - んｗめちゃくちゃ面白いｗｗｗｗｗｗああｗｗｗイベント参加ありがとうございます！更新楽しみです (2022年9月30日 7時) (レス) id: c326ad8a0b (このIDを非表示/違反報告)
【湖の宝石】(プロフ) - まゆさん» お待たせしました！どうなるんでしょうかね〜 (2022年9月19日 19時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
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