十八話 ページ20
「あぁぁぁぁ〜一日が終わるぅ〜」
あの後結局体調が良くなることはなく、一日中ベッドに引きこもっていた。
あと4日しかないのに何も出来なかった
ヘレナとイライに私のことを話すというやるべきことがまだ残っているのに
いや、正直に言えば荘園内を歩き回るぐらいは回復していた。にもかかわらず私がいつまでもベッドから降りることさえ叶わない理由は一つ
「諦めなさいA」
「なの!」
エマとソフィアによる見張り…いや、もはやこれは牢獄レベルと言っても過言ではない
「あ〜私おトイレに…」
部屋から出るのは必要最低限
しかもトイレに行こうとしても
「ならエマが着いていくの!途中で倒れたら大変なの!」
いくらなんでも過保護すぎるぞ…セコム?
さらに時間が過ぎて、お風呂に行こうとしても…
「一緒に入るなの!ね、ソフィアさん」
「そうね、そうしましょう」
何でだよぉ…とは言っても、夜中だし良い子は寝る時間
くっそ昨日カヴィンがワインを飲ませるから…おのれカウボーイ、今度第五人格をやる時はシングルトレーニングモードで何度も痛めつけてやる…!
「…?風邪でもひいたか…?」
「じゃあAさん、おやすみなさい」
「ちゃんと寝るのよ」
過保護コンビめ…そう簡単に寝れるわけがないのに
ストレスが溜まりすぎて逆に寝れないわ!
「zzzZZZ」
四日目
「ほぉぉ」
「…んん」
寝れましたよ畜生。爆睡&安眠でしたよ文句あるかコノヤロー。しかも体調もすっかり良くなってるし…
今日はイライ達に会いに行けそうだし、とりあえず試合表を確認しよう
「ほぉー!!」
「いだだだだ、待って待って!何事まじで!?」
部屋を出ようとドアノブに手をかけたその時、突然後ろからキツツキのように頭をつつかれまくる
いやまぁさっきからフクロウの声は聞こえてましたがね?うん。何となく嫌な予感がしてガン無視してましたがね!?
「ほぉぉ!!!!」
「あっだだだだ!!」
ここまでする必要は無いでしょ!?
姿を確認る余裕もなく私はひたすら部屋の中を逃げまくる
「もう!いい加減にってひゃあ!?」
やっとの思いでぽっぽちゃんの姿を目に入れると、ほっぽちゃんは翼を大きく広げて威嚇をしていた
フクロウの威嚇は初めて見たけど…怖すぎる
「…いや待てよ」
こんなに大きく翼を広げているけど後ろから見ると確か…
「ふふ、後ろががら空きだよ、ぽっぽちゃん」
「ほぉ〜」
和やかな朝ですなぁ
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マシロ_mashiro(プロフ) - 初詣って良いよねさん» ラストはどっちにしようかなぁーって悩んだ結果両方しようぜの精神で描きました笑。コメントありがとうございます!!(次回作両方更新停止中なのは秘密) (2022年12月31日 17時) (レス) @page45 id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
初詣って良いよね(プロフ) - え!!めちゃめちゃ好きです!!とても面白くて一気読みして、最後はハッピーエンドで良かったなあと思いながら頁を捲ったら、バッドエンドを読んで思わずゾクッとしてしまいました…!!次回作も読んで来ます!! (2022年12月31日 16時) (レス) id: b23c570e48 (このIDを非表示/違反報告)
【湖の宝石】(プロフ) - 通りすがりさん» コメントありがとうございます。最後まで本作品にお付き合いいただき本当にありがとうございました!次回作でもよろしくお願いしますm(*_ _)m (2022年4月30日 22時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
通りすがり - 完結おめでとうございます!!!!楽しく最後まで読ませていただきました!!!次回作も期待しています!!! (2022年4月30日 20時) (レス) @page43 id: 0276941234 (このIDを非表示/違反報告)
【湖の宝石】(プロフ) - 三月(元ハルです!)さん» ありがとうございますm(*_ _)m本シリーズはこれで完結となりますが、次回作も面白いと思えるような小説にしたいと思っていますので、ぜひよろしくお願いします (2022年4月30日 19時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
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