七十七話 ページ33
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ハンター館に行く途中にある共有スペースを通ろうとすると、一人で傘の手入れをしている白無常さんに出会った
｢どちら様…あぁ、Aさんでしたか。お久しぶりです｣
｢久しぶりって…今朝会ったばかりじゃないですか｣
｢それもそうですね｣
白無常さんはクスッと笑うと、それにつられて私も笑ってしまった。すると、白無常さんは思い出したように言った
｢そういえば、Aさんは昼の第一試合でしたよね。時間的にもうすぐのはずですが……｣
最後の方は小声になっていたため上手く聞き取れなかったけど、何が言いたいのか何となく察することは出来た
｢"準備しなくて大丈夫なのか？" って言うことですよね
それなら大丈夫です。私、今日から試合サボるので！｣
別に隠すことでもないし、いずれバレることなので胸を張って宣言する
対する白無常さんは目を丸くして、沈黙した
｢…｣
すると白無常さんは、急に傘を投げたかと思うと黒無常さんに入れ替わってしまった
｢おい必安…！何で俺に…俺だって何を言ってるのか理解出来ないんだぞ！？｣
当然のように困惑する黒無常さん
もちろんそれは想定済みだったので、背景推理とイライの話からソフィアについて全て知ったこと、得た知識からサバイバーを信用出来なくなったこと、だから試合に出たくないこと、全部説明した
黒無常さんは特に口出そうとはせず、ただただ私の話を聞いてくれた
そして話終えると一言
｢そうか、好きにしろ｣
とだけ言われた
白無常さんもそれに賛成するかのように、黒無常さんの手の中にある傘がカタカタと震える
元々言われなくてもそうするつもりだったけど、他の人から賛同の声を貰ったことにより、改めて実行する勇気ができた
｢正直、サバイバー館に戻るのも気まずいので…その…｣
無理を承知で言おうとしてるから、思わず目を逸らしながら問いかける
｢その…どこか空いてる部屋に泊めてくれませんか？｣
｢何だ、そんなことか…。なら、ナイチンゲールにでも聞いてみるか｣
｢あぁいや、ナイチンゲールは…大丈夫です｣
あの人なら必ずNoと言うはず
分かりきっているから、あの人には頼らない
後に再び変わった白無常さんがハンターの皆に聞いてみると、ちょうど使われてない部屋が一つあったらしく、とりあえずそこに泊まることになった
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マシロ＿mashiro(プロフ) - 1お26:00さんさん» 初コメありがとうございます！多分この作品が書いている時に私自身一番ワクワクした作品なので、そう言っていただけて嬉しいです！ (7月17日 12時) (
レス) @page24 id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
1お26:00さん(プロフ) - 初コメ失礼します、もう本当にページをめくる度にドキドキハラハラニヤニヤしながら見てます。唐突ですがこの作品が大好きです！読み込んでしまいます ˘ᵕ˘ 。深夜の3時辺りから見始めたのですが、もう朝の5時半です笑 (7月17日 5時) (レス) @page13 id: 600b9d7455 (このIDを非表示/違反報告)
【湖の宝石】(プロフ) - アヤネ@暇潰し更新さん» コメントありがとうございます！私事のせいでグダグダ更新になってしまい大変申し訳ございませんでした(土下座)次回作でもお会いすることがあれば、その時はまたよろしくお願いします(´ ˘ `∗) (2022年2月13日 19時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
アヤネ@暇潰し更新(プロフ) - 遅れてすみません！完結おめでとうございます！コメントはしなかったものの楽しく見させていただきました！これからも応援致します！(訳)コメントできなくてすんませんしたぁ！ (2022年2月13日 17時) (レス) @page49 id: 4eab459e35 (このIDを非表示/違反報告)
【湖の宝石】(プロフ) - いつもラグいさん» ありがとうございます(*ˊᵕˋ*)私もハピエン大好きなんですよね〜！応援ありがとうございます！ (2022年2月11日 13時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
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