五十一話 ページ4
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どれをするのが正解なんだろう
正直に話すか、ソフィアであり続けるか
確かに味方は必要だし、正直に私のことを説明すれば、これまでのような酷い対応はさないと思う
けどさ、今の私はAであって、ソフィアでもあるんだ
あの時、あの庭でエマに謝罪した時のように…ソフィアとしての責任を取らないといけない
"中身は別人だから酷いことしないで"
なんて無責任な事、言えるわけがなかった
向こうは被害者で、私が加害者だから
｢何故？答えは簡単よ。勝つために必要な事だからよ｣
私が出した答えは "ソフィアを演じる"
本当は正直に話すのが正解だったのかもしない
でも、ナワーブは例の試合での被害者だから
ソフィアに恨みがあるはずなのに、ここで私が別人だなんて言えば、ナワーブの怒りはどこへやれば良い？
不完全燃焼で終わらせられたくない
｢…はぁ、何でそこまで意地を張るのか、俺には分からねぇな｣
ナワーブは私の嘘を見抜いていたのか、それともはったりなのかは分からなかったけど、先程よりも緩い表情で立ち上がる
やっと去ってくれるのか…
たぬき寝入り作戦を実行中のため、目をつぶったまま安心していた…その時だった
ガバッ
｢…？って寒！？｣
なんとナワーブは私が被っていた布団を剥ぎ取ると、床へポイッと投げ捨てた
そのせいで先程までぬくぬくしていた体温は奪われ、急激に寒くなる
寒さから身を守るため、ダンゴムシのようにベッドの上でくるまり、布団をはぎ取った本人を睨みつける
｢おー怖い怖い、そんなに睨むなよ｣
寒さに耐えられず床にある布団に手を伸ばすと、ナワーブはいたずらっ子のような笑みを浮かべて布団をさらに遠くに投げた
コイツ……悪魔か！？
｢で、話を戻すぞ｣
そんな私を放置して、ナワーブは会話を再開する
一体何がしたいのさ…イタズラ？
｢んー…証拠がやっぱいるよな。そんじゃあもう一個質問だ｣
今度は何さ…疲弊した体を必死に温めながら、残った思考を何とか巡らせる
そしてナワーブは青年のようなニコッとした笑顔で、ついに決定的な証拠を出した
｢Aって誰だ？お前の事だよな？｣
｢は……はぁぁあああ！！？？
さ、さぁ、何の事かしら？知ららわいなよ？…あれ
コホン、そんな女知らないわよ。聞き間違いじゃない？｣
驚きのあまり心臓はバックバクの状態
私は焦燥にかられて要らんことをペラペラと喋ってしまった。そしてナワーブは…ドヤ顔していた
(チェックメイト)
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マシロ＿mashiro(プロフ) - 1お26:00さんさん» 初コメありがとうございます！多分この作品が書いている時に私自身一番ワクワクした作品なので、そう言っていただけて嬉しいです！ (7月17日 12時) (
レス) @page24 id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
1お26:00さん(プロフ) - 初コメ失礼します、もう本当にページをめくる度にドキドキハラハラニヤニヤしながら見てます。唐突ですがこの作品が大好きです！読み込んでしまいます ˘ᵕ˘ 。深夜の3時辺りから見始めたのですが、もう朝の5時半です笑 (7月17日 5時) (レス) @page13 id: 600b9d7455 (このIDを非表示/違反報告)
【湖の宝石】(プロフ) - アヤネ@暇潰し更新さん» コメントありがとうございます！私事のせいでグダグダ更新になってしまい大変申し訳ございませんでした(土下座)次回作でもお会いすることがあれば、その時はまたよろしくお願いします(´ ˘ `∗) (2022年2月13日 19時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
アヤネ@暇潰し更新(プロフ) - 遅れてすみません！完結おめでとうございます！コメントはしなかったものの楽しく見させていただきました！これからも応援致します！(訳)コメントできなくてすんませんしたぁ！ (2022年2月13日 17時) (レス) @page49 id: 4eab459e35 (このIDを非表示/違反報告)
【湖の宝石】(プロフ) - いつもラグいさん» ありがとうございます(*ˊᵕˋ*)私もハピエン大好きなんですよね〜！応援ありがとうございます！ (2022年2月11日 13時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
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