七十四話 ページ30
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｢…まぁ、ここまででいいかな｣
イライが話してくれたのは長いようで短いようで、決して見て見ぬふりができないような内容だった
私の予想は当たっていた、やっぱりソフィアは善人だったんだ…
最初は驚きしか無かったけど、話を聞けば聞くほど出てくるのはサバイバーたちに対する怒りだけ
特質だって
｢ねぇ、イライ。前イライが話したくない理由の一つとして、私のため…関わるのをやめてしまうかもしれないからって言ってたよね？｣
｢あぁ…言ったけど…｣
｢それはどっちの意味で？｣
｢…？｣
言いたいことがわからなかったのか、イライは首を傾げる
きっとイライは "罪悪感から私達と関わらなくなる" と考えていたのかもしない
でも、実際は真逆だった
｢確かに関わらなくなるかもね。"皆に失望して"｣
｢…え？それはどう言う｣
｢ソフィアとその試合以来ちゃんと話したの？｣
それは…と言葉を濁すイライ
ほら、やっぱりダメじゃないか
｢何逃げてんの。いい加減ソフィアとちゃんと向き合いなよ、認めなよ…自分達が悪いって｣
やっとイライは私の感情に気づいたのか、慌てて弁解をする。…もちろん、全く心に響かないけれど
｢それは違う。…いや、確かに私達にも責任はある。けど、あれはやり過ぎで…｣
｢人の努力を踏みにじり、馬鹿にし、大切なものを否定して、"人間" であることすらも否定して…何が違うの？｣
やり過ぎはどっちだよ、という言葉は心の中にしまっておいた。時計を見ると時刻はおやつの時間を示していた
要するに午後の三時ってこと
｢…君は、彼女の味方をするんだね｣
｢するよ？むしろあの話を聞かされて、皆に同情するとでも？｣
部屋を出る直前、イライはボソッと呟いた
｢私だって、ソフィアさんと話したいさ……｣
…それは、私のせいって言いたいの？
私がソフィアに成り代わってるから、だからソフィアと話すことが出来ないって言ってるの？
｢私に言ってどうするのさ｣
バタン、と扉を閉めて、自室へと向かった
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マシロ＿mashiro(プロフ) - 1お26:00さんさん» 初コメありがとうございます！多分この作品が書いている時に私自身一番ワクワクした作品なので、そう言っていただけて嬉しいです！ (7月17日 12時) (
レス) @page24 id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
1お26:00さん(プロフ) - 初コメ失礼します、もう本当にページをめくる度にドキドキハラハラニヤニヤしながら見てます。唐突ですがこの作品が大好きです！読み込んでしまいます ˘ᵕ˘ 。深夜の3時辺りから見始めたのですが、もう朝の5時半です笑 (7月17日 5時) (レス) @page13 id: 600b9d7455 (このIDを非表示/違反報告)
【湖の宝石】(プロフ) - アヤネ@暇潰し更新さん» コメントありがとうございます！私事のせいでグダグダ更新になってしまい大変申し訳ございませんでした(土下座)次回作でもお会いすることがあれば、その時はまたよろしくお願いします(´ ˘ `∗) (2022年2月13日 19時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
アヤネ@暇潰し更新(プロフ) - 遅れてすみません！完結おめでとうございます！コメントはしなかったものの楽しく見させていただきました！これからも応援致します！(訳)コメントできなくてすんませんしたぁ！ (2022年2月13日 17時) (レス) @page49 id: 4eab459e35 (このIDを非表示/違反報告)
【湖の宝石】(プロフ) - いつもラグいさん» ありがとうございます(*ˊᵕˋ*)私もハピエン大好きなんですよね〜！応援ありがとうございます！ (2022年2月11日 13時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
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