七十話 ページ26
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イライside
次の日から、ソフィアさんは私達と口を聞かなくなった
正確には、必要最低限の会話はするけれど、それ以外は一切しない…という感じだった
彼女の突然の変わりように何も知らない人達は多少の困惑をしつつも、何か察したのか聞こうとはしなかった
そしてもう1つ、態度以外に変わったことがある
それは、チェイスが伸びるようになったこと
言葉通りに受け取れば喜ばしい事なのだけど…
｢グランツさん、ガンジさん。…また、お願いするわね？｣
｢…ん｣
｢…分かった｣
おかしな点は2つ
一つ目は、ビクター君とガンジ君ばかり身代わりに指名するようになった事
そして二つ目は…これは観戦してわかった事だった
｢これは…｣
よくカスタムに協力していた私だからこそ分かった
チェイスのやり方が今までと全く違っていた
以前はたとえ相手がナワーブのような救助職であっても巻き込みを意地でもしなかった
また、1度殴られるだけでも可哀想と思っていたため、板の読み合いは引き撃ちの可能性があるからか、ほとんどの板を先倒し＆距離チェイスを多用していて、なるべく無傷でいられるようにしていた
でも今は、板の読み合いを利用して時間を稼ぎ、解読系以外の人達は平気で巻き込み…極めつけは、私達を操作することに一切の躊躇いが無くなっていた
まるで、本当に私達を人形未満として捉えられているかのようで…本当にとんでもないことをしてしまったと、やっと自覚することが出来た
試合が終わるとすぐにソフィアさんを探し、自室に入るソフィアさんを見かけると、やっと見つけた…と思って話しかけようとした
｢ソフィアさん、話したいことが｣
｢今更なんの用かしら？｣
話しかけようとしたが、拒絶された
彼女は、これまでの日々からは想像できないほど低い声でこう言った
｢正直、貴方には特に心を開いていたのかもしれないわ。
…でもね、あの場に貴方がいたということは、アレを容認していたということよね？｣
｢それは…｣
｢初めは時が止まったようだった。理解出来なかった。彼らに好かれてないのは分かっていたわ。でも、直接見ると…案外、耐えられないものね｣
悲しそうに眉を下げて、そう言った
こうやって話すまでは怒りに囚われているのかと思っていたけれど、そうでは無かった
ただ、困惑して、失望していたんだ…
｢もう、お願いだから…話しかけないでちょうだい｣
そう言う彼女の声は、震えていた
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マシロ＿mashiro(プロフ) - 1お26:00さんさん» 初コメありがとうございます！多分この作品が書いている時に私自身一番ワクワクした作品なので、そう言っていただけて嬉しいです！ (7月17日 12時) (
レス) @page24 id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
1お26:00さん(プロフ) - 初コメ失礼します、もう本当にページをめくる度にドキドキハラハラニヤニヤしながら見てます。唐突ですがこの作品が大好きです！読み込んでしまいます ˘ᵕ˘ 。深夜の3時辺りから見始めたのですが、もう朝の5時半です笑 (7月17日 5時) (レス) @page13 id: 600b9d7455 (このIDを非表示/違反報告)
【湖の宝石】(プロフ) - アヤネ@暇潰し更新さん» コメントありがとうございます！私事のせいでグダグダ更新になってしまい大変申し訳ございませんでした(土下座)次回作でもお会いすることがあれば、その時はまたよろしくお願いします(´ ˘ `∗) (2022年2月13日 19時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
アヤネ@暇潰し更新(プロフ) - 遅れてすみません！完結おめでとうございます！コメントはしなかったものの楽しく見させていただきました！これからも応援致します！(訳)コメントできなくてすんませんしたぁ！ (2022年2月13日 17時) (レス) @page49 id: 4eab459e35 (このIDを非表示/違反報告)
【湖の宝石】(プロフ) - いつもラグいさん» ありがとうございます(*ˊᵕˋ*)私もハピエン大好きなんですよね〜！応援ありがとうございます！ (2022年2月11日 13時) (レス) id: 664df39994 (このIDを非表示/違反報告)
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