二十五話 ページ27
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｢な、にを言ってるのよイライ｣
｢本物のソフィア・ヴィラ二ーは私の事を "イライ" とは呼ばない｣
しまった、エマの時は普通に名前で呼んでいたから、他の皆も同じように呼べば良いと勝手に思ってた
でも違ったんだ。
幸い、名前を呼んだことかもあるのはハンターを除けばイライとエマだけ。そもそもまともな会話をしたのがその二人とマーサだけだからね…マーサに関してはお互いに名前すら呼ばなかったからね
｢今日の朝から彼女にずっと視て貰っていたんだよ。昨日から様子がおかしかったからね。庭での出来事ももちろん知ってるさ｣
イライも男性と言うだけあって、まぁまぁ力が強い
だからか、さっきから押さえつけられている体が痛む。
腕を振りほどこうにもガッチリ拘束されているし、イライの顔を見ようとしても、私の真後ろにいるから全く見ることが出来ない。
これが男女の差か…！
｢はな…して…！｣
｢君が話すなら離す｣
言うしか…ない
こんなタイミングで言うことになるなんて思いもしなかったけど、このままだと最悪の展開に持っていかれる可能性もある。
やっとエマと仲良くなれたんだ、やり直しなんてもうやりたくない
皆から嫌われて、変に機嫌を取ろうとされる生活なんて絶対に嫌だ。
｢…分かった、話すから｣
降参の意志を見せると、イライは黙ったままやっと私を壁から解放した
イライの方を見れば、無表情の視線を向けられていた
｢それで？もう一度聞くけど、君は何者なんだい？｣
｢私は…ソフィアじゃなくて、天月Aです｣
｢…ん？もう一度言って？｣
｢天月Aです｣
"天月A…？" と、確かめるようにイライは何度も私の名前を繰り返しつぶやく
語彙力が無さすぎて、上手く説明が出来ていないようだった
｢その、私は別の世界から来たんです。別の世界の日本人で…いつも通り寝ただけなのに、朝起きたらこの体になってたんです！｣
(…いつもと違う雰囲気、全く違う性格に口調。そして…自分と同じ目線で対等に接するあの態度)
｢なるほど…よく分からないけれど、君が嘘をついていないというのはわかったよ。…A、さん？｣
…あれ、ちゃんとAさんって名前で呼んだ
ハンター館に行った時は "変なのー" って言われたぐらいなのに、苗字で呼ばなかった
日本の知識があったのかな…？
｢Aで大丈夫ですよ、年下ですし｣
｢…失礼、年齢は？｣
｢20です｣
｢…｣
(私よりも年下…そんな子が…)
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いちゅご - うっわぁー、今作もなかなか素っ晴らしい作品ですことぉ、いやー頑張って下さい！応援しますね！ (2021年12月8日 6時) (
レス) @page37 id: 64d6b8d47d (このIDを非表示/違反報告)
ハル - 面白いです！前作から来ました！今作も更新頑張ってください！応援してます！ (2021年12月7日 19時) (レス) @page36 id: f8a065d408 (このIDを非表示/違反報告)
水１０００ - 新作おめでとうございます。前作と対照的なんですね。とても素敵です！ というか、好きです。更新は無理せずにのんびり頑張ってくださいね。 (2021年12月4日 13時) (レス) id: 7eeeabd9b8 (このIDを非表示/違反報告)
シロツメココロ - 大変遅くなりましたが、新作おめでとうございます！ ストーリーがとても素敵で引き込まれるような…面白い作品です。更新頑張ってください。私も学生なので、無理にとは言えませんが (2021年12月4日 12時) (レス) @page21 id: 17dcd8da60 (このIDを非表示/違反報告)
焙じ茶 - とってもとっても好きです、、！更新楽しみに待ってます、頑張ってください！ (2021年11月29日 17時) (レス) @page24 id: 0167f82c96 (このIDを非表示/違反報告)
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