付き添いで来ただけなのですが２【A3!】

第７５話 ページ27

実莉「綴くん、脚本の進み具合はどう？」

綴「あー、それが······」



なるほど、卯木さんがなんとなく掴みづらいからあまり筆が進まないと······綴くんがこんな風に大変そうなの【ぜんまい仕掛けのココロ】を思い出すな




実莉「咲也くんセラピーとか出来ないかな？」

綴「なんだ、咲也セラピーって······」


実莉「咲也くんいい子で癒す力すごそうだから、いけるかなって」

綴「······実莉って、たまに至さんみたいなこと言うよな」




それって、褒められてるのかな？多分褒められてるなさそう




実莉「でも、私も今回の曲作り苦労しそう······卯木さんこわいから」

綴「怖いって、千景さんが？」


実莉「うーん、表向きはスゴく親切そうな人なんだけど······目が笑ってないというか。こんなこと思うのも失礼だよね」



私も私で毎度の如く、主演と準主演に聞かないといけないからな······





臣「2人とも大変そうだな」


実莉「臣くん·····って、それ今日のお菓子？」

臣「あぁ、ドーナツ作ったんだ。食べてみてくれ」



綴くんと臣くんと一緒にドーナツ食べる······さすが臣くん、毎回おいしい



実莉「ん、おいしい！」

臣「ありがとう、まだおかわりあるからな」


そう言って、頭を撫でる臣くん



臣「なんか実莉たち見てると、弟たちを思い出すな」

綴「確かに」


実莉「兄弟がいる人達は、なんか年下組のこと弟か妹に見てるよね·····さすがに少し恥ずかしい」



頭撫でられるのが嫌いなわけじゃないけど、それとこれとは別······

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