転生したら天才な彼から告られるって何事【ブルーロック】

４０話 ページ42

凪「·····」


雨「あの、凪······うわっ！？」




いきなり黙ったから何事だと思えば、視界が一転した





凪「保健室行こ」


雨「·····え」




男子の茶化すような声と女子の黄色い歓声に近いものが混ざる。その理由は······






雨「あ、いや、歩けるからっ！！」





凪が"お姫様抱っこ"してるから。いや、なんでここでするんだよ！！！！めっっっちゃ目立ってるじゃんッ





御影「俺が先生に言っとく」


凪「レオ、ありがと〜」




いや、普通に会話をするな


そんな私の気持ちも知らないで、凪は保健室へ足を進めた






雨「······おんぶでもいいじゃん」


凪「こっちの方が早く持てたから」



雨「いや、そうかもしれないけど！？」





横にひょいってな、しやすいのな






雨「でもさ······恥ずかしいじゃん」




ほぼ同級生半分以上の前で公開お姫様抱っこなんて恥ずかしいじゃんか······





凪「·····さっき言ったこと半分本当で、半分嘘」


雨「ん？」



凪「だって、雨さ、こういうことされたら絶対照れるでしょ？それに俺の事いやでも意識してくれるし」





········つまり、わざと？





雨「っ、な、凪！」


凪「やっぱり·····すぐ真っ赤になるとこ可愛いね」



雨「うるさいよっ」





うう、凪に好かれたことが厄介だってこれ以上までに思った日はないよ

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