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37.顔を貸せ ページ38

ミヤ「いつまでしてるつもりなのかしら?三郎くん」



ニコリと微笑んであげたら、ヒィッと悲鳴をあげた三郎



ミヤ「三郎、君の顔を貸してくれたら許してあげるよ。正確に言えば雷蔵だけど」





他五人は?を浮かべながら私を見る





ミヤ「さて、三郎。女装して、化粧は私がするから」

三郎「なっ!?なぜ、私が!」





ミヤ「私、これでも怒ってるの」






触らぬ神に祟りなしとはこの事か。無言で三郎を抑える雷蔵と八左ヱ門







ミヤ「着付けは兵助と勘右衛門に任せたよ。私は一旦長屋に道具を取りに行くから」


頼んだよって一言残し、化粧道具を取りに行く


───────



ミヤ「ただいま、三郎を捕まえててくれてありがとう」



なんか、ボロボロだけど



兵助「アハハ······」

勘右衛門「結構暴れられたけどね」



三郎「あたりまえだろ!?」







まあ、確かに年頃だし抵抗はあるよね








ミヤ「さて、三郎くん。始めましょうか」








スっと、三郎の顔に触れる。最初は抵抗していたが、私の化粧の技術を盗もうと真剣に一つ一つの行動を見ていた。他の四人も女装の実習がある時に助かるとのことで真剣に見ている





真面目だね、みんな







ミヤ「必ずしも、流行りの色を使えばいいってわけじゃないのはわかるよね?その人の顔立ち、肌の色、髪の色、服の色。
その人にあったものがある。まあ、流行りの色使うなら髪型なり、服装なり、合うものにすればいいけどね」






みんなの女装姿、実際どんな感じになるんだろ

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作者名:推しが可愛すぎ | 作成日時:2022年11月15日 19時

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