17.にごんはない ページ18
雷蔵「ま、まぁまぁ、八左ヱ門もそんなに落ち込まないで!」
なんか、さっきからごめん。特に雷蔵······
勘右衛門「さて、そろそろ帰るか」
久々知「ん、そうだね」
三郎「八左ヱ門も行くぞー」
タンコブが治まった2人は復活したことだし、忍術学園に帰ろう。みんなでとぼとぼ歩きながら、話してはいるけども八左ヱ門のテンションが一向に戻らない。朝の元気はどこに行ったんだ
八左ヱ門「女の子は虫苦手だよな······」
ミヤ「·····どうだろう?人それぞれだよ」
雷蔵「そうだよ!だから、八左ヱ門。元気だして!」
好き嫌いとか人それぞれだから、私が虫苦手ってだけで女の子全員虫苦手なわけじゃないからさ
ミヤ「······わ、わかった。食べるよ······」
兵助、勘右衛門、三郎、雷蔵「えっ!?!?」
八左ヱ門「ホントかっ!!」
そう言うと、八左ヱ門は幸せそうなオーラを出し、私はというと勘右衛門に肩を組まれヒソヒソと真剣な顔で
勘右衛門「ミヤ、どうしたんだよ!無理するな!」
いや、だってさ······八左ヱ門のあの落ち込みよう見て罪悪感が募っていくばかりで
ミヤ「目瞑って食べるしっ!わがまま言うとしたら、最初はカブトムシの幼虫にしてってことかな」
佃煮とか無理だ······足ガッツリあるじゃん
ミヤ「······私ににごんはないっ」
初めてできた友人だから、甘いのかもしれないけど······八左ヱ門以外のみんなに頑張れよって応援された
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作者名:推しが可愛すぎ | 作成日時:2022年11月15日 19時