【w.r.w.r.d.!】今回の被害者は壁でした。【男主】 (ページ10)

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8話ページ10

うーん、これは入るべきなのか？
コネシマさんが誘ってるから、入るべきなのだろうけども、個人的には入りたくないな

あ、そうだ

『なんでこんな、クソ雑魚を極めた奴を幹部にしたいんですか？』

「強いから」

わぁ、即答ですねコネシマさん。
でも、時は止めたけど、強いっていうわけじゃないんだよな。あ、関係ないけど疑問に思ったことを聞いてみよう。

『俺、時間停止魔法を使ったんですけど、自由に動けたんですよね。』

そう言うと、この場にいる俺以外の全員が、驚いたような顔をした。まぁ、それくらいの魔法しか使えないんですけどね。と、付け加えておいた。

「時間停止魔法って動けるんだっけ？」

さらに困惑した様子のロボロさんがトントンさんに聞く。ごめんロボロさん。

「いや、時間停止魔法はMP消費が少ない分、動くことはできないはずや...」

あ、やっぱそうなんですね。
あれれー？シャオロンさんのお顔が輝いて見えるぞぉ～

「凄いなお前！幹部なれよ～」

シャオロンさんはそう言って、俺の手を掴みながら騒ぎ出す。あの、痛いからやめてくれませんか？

「シャオロン！さっきもいったやろ！？」

そんなトントンさんの怒号も御構い無しに、シャオロンさんは騒ぎまくる。あ、しかもコネシマさんまで参戦してしまった。

「あ、そうだ。その前髪邪魔じゃないん？」

ついに総統様まで参戦してしまったようで、叱るのをやめた様子のトントンさんに話しかけられた。

「確かに、邪魔そうやなぁ」

それにロボロさんが肯定する。
確かに、前髪は伸ばしすぎてしまったかもしれない。でも、邪魔って言われてもなぁ

『慣れたんで、大丈夫です！
ほら、視界もクリアに見えますし！』

「ほんまにぃ？」

はぁ、比較的こっちは平和です。