【w.r.w.r.d.!】今回の被害者は壁でした。【男主】 (ページ4)

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2話ページ4

というか、誰がこの魔法をかけているんだ？俺も一応かけることができるが、こんなに長い時間止めることはできない。

まずは、それよりも、この状況をなんとかしなくてはいけない。動くことができたらいいのだけれども...

あ、動けた。

え！？この魔法は時間停止魔法というのだが、時間停止魔法をかけている間に動くことができるなんて、聞いたことがないぞ！？

まぁ、動けるようになったならいいや。

書類を安全なところに置いて、よし、これで書類は大丈夫だ！

でも、どうやってこの魔法を解除するんだ。
動いているのは俺だけだから、俺がこの魔法をかけたと考えるのがいいのだろうけども

んー、とりあえず、試してみよう！
駄目だったら新しい方法を探せばいいし

よし、やるか！

深く息を吸って～

『解除ぉぉぉぉぉぉ！』

あ、いったわ

こんな簡単な方法で解除できるんだな

俺は、無事に書類を守ることができて浮かれていた。しかし、それが運の尽きとなる。

また段差に躓いてしまい、書類は持っていないが、壁にぶつかってしまいそうだ。

このままではまずい！
でも、もう間に合わない...！

ドォン

壁にぶつかってしまった。
これは粛清コースだぁぁぁ！
しかもめっちゃ痛いし...

俺は諦め、壁を支えにして立ち上がろうとした。だが、その手は空振り、俺はまた地面に倒れてしまった。

もしかして、壁が壊れている！？

そう思い、俺は立ち上がって壁を見た。

いや、壁があった場所かな。

そこには壁の原型すらなく、何もない空間があるだけだった。

これは、どういうことなんだ...？

作者から

ごめんねわたろちゃん。
2話になってもうた...