前世の記憶を取り戻したい【童磨】【鬼滅の刃】 (ページ30)

今日:13 hit、昨日:4 hit、合計:62,667 hit

30 ページ30

目が覚めると、畳の上で寝ていた。
私に羽織が掛けられている

「あれ？ここって……」

まさかと思って起き上がり、正面に顔を向けると、童磨が居た。

童磨「あれ？A、起きた？
……ん？俺の顔に何か付いてる？」

「あ………童磨……」

童磨の宗教だ。

見覚えのあるソファーに極楽と書かれた紙

どうして？私たち、鬼狩りにやられて死んだはずじゃ………

けど、目の前にはニコニコと笑って私を見つめる童磨が居た。

夢だったのかな…。そうだ、これは夢なんだ。

「童磨ぁぁぁあ！！」

私はすぐさま童磨に抱きつく

童磨「え、どうしたどうした。悪い夢でも見たのかい？」

童磨は優しく抱き締め返してくれる。

そう、これは悪い夢。
私と童磨が殺られるはずない……

「ごめん……嫌な夢見ちゃって……」

童磨「それは興味深いなぁ。俺に話してごらん？」

「……童磨が鬼狩りに殺されちゃう夢」

童磨「俺の夢を見て泣いてくれたの？嬉しいなぁ！けど、俺は殺られないぜ？」

「そうだよね、ごめん」

すると、そっと襖が開いた

信者「教祖様、信者の方が来られました」

童磨「そうかい。少し待ってておくれ」

信者「かしこまりました」

童磨「むー、もうちょっとAと居たいのに……」

「仕方ないよ。私は部屋に戻ってお昼寝でもするね」

童磨「うん、分かった」

そして、私の部屋に続く襖を開けると、童磨と鬼狩り2人が居た

「は……？なんで？」

童磨の居た後ろを見ても、無限城の廊下が見えるだけだ。

童磨の顔は毒か何かでドロドロに溶けていて、鬼狩りに頸を斬られそうになっていた

私は、頭が混乱して攻撃が出来ず、童磨の前に立ちはだかった

そして、首筋にヒヤリと刃が当たって目の前が真っ暗になった