シスコンな水柱様【冨岡義勇】

だ、大丈夫かな。 ページ5

カナヲ「だ、大丈夫かな。」

「なにが？」


藤襲山への道を歩いていると、カナヲが聞いてきた


カナヲ「Aのクソ兄貴」


「だ、大丈夫だと思う
あれくらい平気だよ」

お前がやったんだろ…と言う言葉を飲み込んで言う。それにあれはお兄ちゃんが悪いし


てか、カナヲちゃん口悪くない？
こんな華奢な女の子が………



カナヲ「だ、大丈夫かな。」

「な、なにが？」

カナヲ「着物、汚れないかな」

「………」


これ、姉さん達が最初に買ってくれた大切な着物なの……と付け足すカナヲちゃん

そんな大切な着物、こんな時に着てくるんじゃないよ


カナヲ「だ、大丈夫かな。」

「次は何っ！？」

カナヲ「最終選別の時、お腹空いて飢え死にしないかな…」

「大丈夫だよ。カナヲちゃんなら」


カナヲちゃんはフッと微笑んで前を向いて歩いた




・


藤襲山に着いて、しばらく待っていると
カナヲが震えていた


カナヲ「だ、大丈夫かな。」


「………」

カナヲ「だ、大丈夫かな。」


「…………」

カナヲ「だ、大丈夫かな。」



「もーどうしたのっ！？」


話聞いてもらいたいのね分かるよ


カナヲ「しのぶ姉さんに叱られないかな
心配されないかな。死なないかな
てか、私受かるの？生き残る自信ねぇわ」

「ちょっ…今更だろおおおおお！！！！」



・

カナヲちゃんキャラ崩壊やべぇ…

新作作りました！
http://uranai.nosv.org/u.php/novel/uvhhjnjjnbgb/

今、タブレット(非ログ)の方で更新してて、しかりしたの載せられなくてすいません！

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