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Aを待つ間に作った柵の抜け穴を指差す。
昔使っていた抜け穴はAの母親によって塞がれてしまった。
Aは律儀にも10年近く外に出なかった。あの騒ぎの後だ、監視も嫌というほど厳しくなったのだろう。

Aはこくんと頷く。

「身支度をして、着物を何着か仕立てておけ。」
「着るの？」
「いや、売る」

Aは再び頷いた。相変わらず覚悟を決めるのが早い女である。
あの日、殺鼠剤の瓶を見つけたAを思い出す。あの時もほんの数秒であった。

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プスメラウィッチ(プロフ) - 初めまして、出来ればハッピーエンドして欲しいです。後、尾形百之助を生きて欲しいです。夢主と尾形百之助は幸せいて欲しいです。続き頑張って下さい。応援しています。 (6月26日 12時) (レス) id: 6c0ddf792c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名：ツグ | 作成日時：2023年6月24日 9時

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