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タイトル ページ1

『あ、!!!!簓ァ!!!!自分なんか言うたら分かるん?!靴下は表にして入れや、って何度も言っとるやろ!!!!』



俺疲れとンやな、あいつが見える。



ああ、なんや夢かいな。



『簓のあぁ〜ほ!!!!』



幸せ やったな 、 こん時は。



ふざけて、喧嘩して、泣いて、怒って、笑って、謝って、寝て、起きて、あいつのご飯食べて、



『お願い、簓、離れんといて、すきや、好きやから、お願い、』



不安定になって、愛し、愛され、何度も体を重ねた。



『もうええ!!!!もう好きにしたらええわ!!!!』



あの日、 俺が言った言葉のせいで、あいつは2度と帰ってくることは無かったんや。





正確に言えば






帰ってくることは出来なくなってしもうた。



2人で住んでいた家からそう遠くない場所で、信号無視したトラックに引かれて即 タヒ やった。


手にはしっかりと握られていたスマホ。損傷がなく、中身を見ることが出来た。



最後に開かれていたのは、俺のLimeのトーク画面。



送られる事のできなかったメッセージが、入力してあった。



















『簓、ごめんな、今から帰るで。仲直りしようや、』









.









泣いて、泣いて、泣いて、身体から水分が抜けてしまうのではないか、と言うくらい泣いた。






_「俺のせいや、俺のせいやった、全部俺のッ、!!!!」






身寄りのないあいつの葬式はとても小さいものやった。



友達数名と会社の同僚、そして、喪主の俺、と、左馬刻。



1人ではあいつの顔も見られへん、と、左馬刻も呼んで、葬式を行うも、俺が耐えきれなくなってしもうて、ひたすら泣いた。



隣で左馬刻が背中をさすってくれたんやけど、今思うとほんま恥ずかしいわ、


ッとまぁ、ここでは話しきれんから、ゆっくり話していこか。


俺が立ち直れた理由。教えたるよ、。










ほな、行こか?

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作者名:恋好 | 作成日時:2019年10月22日 13時

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