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「明瀬さんって明るくて優しくて

なんて言っても美人だよな〜」






そんな噂は瞬く間にして学校中に広まった。






菅原「月島と山口のクラスだろー?
んーと。なんだっけ」





旭「…明瀬…さん?だっけか」





澤村「あー。3年でも話題になってる1年だろ?
やっぱ噂通りなのか??」





西谷「あ!そいつなら2年でも話題に!!
旭さんたちも気になるなら明日の昼休み!


見にいきましょうよ!!」


 


旭「…俺はいいかな。??」







山口「ツッキーは席お隣さんだよね!」






「僕そういうの興味ないんで」








授業。私語もなくただ真面目に受ける優等生だ

普段の生活からは想像できないくらい
真剣な表情で書道の教科書の中の人のような姿勢で
座っている彼女が

綺麗であることは否めない。





チャイム。





「Aーっ!
授業疲れたー!!何あのハゲ!
声デカすぎって思わん?」





A「ふふっお疲れ!
でもアヤちゃん眠ってたでしょー!!」






「Aちゃーーん!
お昼ジュース買いに行こ!!!」





A「ん!いいね!!」






「Aちゃーーん!
これ食べる??アーーーーン」





A「んっいいの?ありがとう!美味しい!」





「Aちゃんもぐもぐしてる時も
すっごく可愛いよぉぉ。愛おしい。
守ってあげたいっ」









その音が鳴った瞬間に彼女は
窓側の1番後ろの席のはずなのに
クラスの中心にいて四方八方を囲まれている。





これこそまさに





指揮者としてそこに君臨する。






と僕を思わせた理由









早く席替えをしたい。





入学式の日から強くそう願う。

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作者名:アキ | 作成日時:2020年1月31日 21時

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