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こいつは少しずつ話し出した





人間ではなく闇の眷属の類であること



寿命が遥かに長いこと





それらはオレの全く知らない世界の話だった




A「俺らの種族ってなんつーんだろ。
なんでもありなんだよな。


吸血鬼の違いのもいるし、邪術師もいれば呪術師もいるし。」



よく分からない
さっぱりだ
説明してくれ



A「元々それらは2つの生物から始まってんだけど、そーいう特異なのは片割れと人間との子孫達。」



フロイド「残りの1人は子孫を残さなかったの?」



A「子孫を残すのは命懸けでさ。
寿命と引替えなんだ。

俺らは子孫を残さずとも1人で生き続けることが出来るからね。」



意味がわからない
そんな生物がいるのも意味がわからないし、自分の引き換えに子供を作るのも意味がわからない



「じゃあAはその中のどれに当てはまるの?」



血なんて吸ってるの見たことないし、邪術も呪術も使っていない



A「残りのひとりだ。」



は?こいつクソジジイなの?
まじなやつ?



A「は?誰がクソジジイだよ。
仮死と転生繰り返してるからまだ若い方だわ。」



ハ?カシ?テンセイ?
いや、じじいやんそれ



A「昨日さ、そこそこ長い時間息してなかったじゃん。それも仮死魔法のひとつ。

歳もとってなければ精神年齢も幼いままなんだよ。
俺。」



もー、よく分からない世界だよ
頭疲れるしなんなの



「結論から言うと?」



A「卒業後は山奥に篭もります。」



「は?何言ってんの。
オレらと珊瑚の海に帰るんだろ。」



A「は?アズール達になんでお前だけ若いままなのって言われ続けながらみんな死ぬの見届けろって?」



そう言われてしまっては何も言えない


オレは黙った



A「学園にいるうちは一緒にいれるからさ。
その後のことは考えないなくていいじゃん。
どうせみんなバラバラなんだから。」



言われてみればそうだね
出身地が違う以上、みんな会えなくなる






A「みんながそこまで歳を取らないうちは会えるし、そのあとも俺の素性を知ってるフロイドには会いに行ける。」



だから
俺の事ずっと忘れないでね




なんて言って笑っていた

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ゆん - 初コメ失礼します。とっても面白いです!!これからも頑張ってください!応援してます^_^ (2020年5月12日 0時) (レス) id: 914e0a1430 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: x他2人 | 作成日時:2020年5月11日 23時

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