【ハイキュー!!】あの半年間は何だったんだ。

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｢何してんの？｣


ぶりっ子達と喧嘩(圧倒的差で)してから、疲れ果たした私は体育館裏に寝転がっていた。

急に話し掛けられて、見上げるとピンクの頭の人。


『······睡眠です』


恐らく、先輩だろう。

いきなりタメな時点で、ほぼ３年生確定だ。

私は立ち上がって、先輩を真っ直ぐ見た。


······意外と背が高かった。


｢いや、こんなとこで寝てるとか可笑しいじゃん｣


『ただ、寝転がっていただけです』


｢ふーん······｣


まだ怪しがっているのか、全然納得してくれない。

何この人、あなたに関係ないでしょ。

そこまでは言わなかったけど。


｢だって口、切れてるし｣


そう言って、自分の口を指差した。


『あ······本当だ』


｢気付いてなかったわけ？｣


『はい』


｢馬鹿だなぁ｣


先輩が、少し苦笑いをしたとき。

私のスマホがブルッと震えた。

確認すると、国見からのLINEだった。


『あの、友人が待ってるんで』


｢んー、じゃあなー｣


手を振って、去っていった先輩。

私も、国見の元へ向かうため、その場を後にした。

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