【ハイキュー!!】あの半年間は何だったんだ。

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｢おはよーう！｣


｢おはー！｣


皆から挨拶が飛び交う中、私は１人何も発さずに登校していた。

何か悲しー。

席に着くと、近くの席の人は数人、話し掛けてくれた。


｢おはよ｣


｢お、おはよう｣


国見にも、挨拶された。

びっくりしたぁ。

だって、女子から話すなって言われてるのに、話し掛けてくるなんてまー、びっくり。

で、挨拶されたら返すのが常識でしょ？

話しちゃうよねぇ。

当の本人といえば、自分の席に着くなり、机に突っ伏して寝始めた。

······授業って、勉強の為の時間だよね？

寝る時間じゃ、ないよね？


｢······｣


うーん、矛盾······。


｢おはよう、鈴木さん｣


｢あっ、おはよう｣


クラスメートで、スクールカースト上位の胡桃さんに挨拶されたお。

新キャラ来たぁぁぁぁあああぁぁぁああぁあ！

こんな人と話しちゃ駄目だってば。


｢あの······胡桃さん、何か用でも······？｣


｢ううん。私、鈴木さんと話したいなってずっと思ってたの｣


｢アー、ソウデスカ······｣


｢うん！あの、良ければ······Aちゃんって呼んで良いかな？｣


んんんんん。

あざといぞこの野郎。

可愛いから良し。←

コテン、と首を傾げて、私を下から覗き込む。

なぁんてこった、これが女子力か。←


｢仲良くしてくれる······？｣


｢う、うん｣


うわー、これ私の学校生活詰んだー。

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