ありが10! ページ11
とうでも良いけど、ありがとうって、オリゴ糖に聞こえない?
あっ、聞こえないの。
そりゃ失礼しました。←
「ねー、早くしてよ」
『······ケッ』
「何か言った?」
『イイエー』
さっきから何なのこの人。
てか、さっきまで及川さん応援してなかったっけ。
まさか、瞬間移動!?すっげー!
馬鹿にしてるとかないですからね。
面倒臭い先輩の相手をしながら、自分の仕事をこなしていく。
愛衣さんといえば、自分が行きたいところに、自分が行きたい時に行く。
フラフラ見てるだけ。
何でこいつ入れたんだよ。
『英······助けてよ』
誰も居ない空間に、私の声だけが溶けていく。
そんなこと言ったって、誰も居ないのに。
*
*
*
朝練も終わって、何にも役に立たない愛衣さんとも別れる。
よし、放課後まで会わなくてすむわ。
少しの解放感と、疲労感が私を襲う。
『英、疲れた』
「俺も」
『······』
「······」
『······おんぶして』
「無理」
「Aちゃーん!俺がしてあげよっk」
及川さんか飛んできた← から、思わず目を瞑った。
目を開けたら、及川さんは床に倒れていた。
『な、何があった』
「バレーボール飛んできた」
『岩泉さんかな』
「かもね」
私は英と、その場を後にして教室に向かった。
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